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これは7月に京都へ行ったとき、大通りに面した道の角にあった巨大な石…いや岩か。ふと石と岩の違いが気になって調べる。
人の手に負えない大きさのものになると岩と呼ぶ、または地盤に直接くっついているものを岩、離れたものを石と呼ぶ、などその定義はやや曖昧らしい。
いずれにせよ、岩という漢字は石の上に山が付いており、山はたしかに人の力では簡単にどうこうできるものではない。ということでこれは、ギリギリ石ということになるか。
それにしてもかっこいい石だ。
今日は、先日ヨドバシのオンラインショップで購入してみたインシュレーターが届いた。
インシュレーターとはスピーカーやプレーヤー、アンプといったオーディオ機器に敷く足のようなもので、例えばスピーカーを置いている机に余分な振動が伝わって音の輪郭がぼやけたり、定位が曖昧になったりするのを抑える効果を得られるツールのことだ。
本当にそんなもので音が変わったりするのか…とややオカルト的なものとして見られがちで、私自身もその効果をどうも信じきれないところがあったのだけれど、aetというメーカーのインシュレーターが良いらしいということで、購入してみた。
設置して聴いてみると、激変した!という感じはなく、んーこんなものなのか…?と思いながらも、色んなジャンルの音楽をかけてみる。
しばらくして、正面に座って集中して聴いてみると、低音の音価と輪郭がすっきりクリアに、聴き取りやすくなっていることに気づく。低音が他の帯域に干渉して、ぼんやりしていたと思われる他の帯域の音の分離感もよくなっていて、するとたしかに定位もものすごく良くなっていることに気づく。
宇多田ヒカルの『BADモード』を聴いてみる。はっきり違いを感じたのが、一番最後の「エンドロールの〜」というところのコーラスで、ほとんどメインメロディーと同じくらいの明確さで聴こえてくる。
ボーカルの入っている音楽を色々聴いてみると、やっぱり声の分離感に最も分かりやすい違いがあったように感じる。
しかしレコードを流したりスピーカー使ってこんなことをやってたりすると、音って物理現象なんだなと自然に感じられる。楽器をやってる時が一番分かりやすいけど、こうしたらこんな音が出る・出そうみたいな事を思いながら出音の変化を試すのはやはり楽しい。ふだん外出するときなど、サブスクの音楽をイヤホンで聴くことが当たり前になったので。
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