沖縄「ミチシルベ2025」開催決定! イベントの全体像を紹介します
集い、響きあい、踏み出す。心地よい未来へ。
2025年2月7・8日、沖縄で初開催となる革新的な複合型イベント「ミチシルベ2025」が開催されます。(メイン会場:沖縄国際大学)
平和・経済・街づくり・文化・祈り…。これら多彩なテーマで行動する人々が集まり、約20のトークセッションを繰り広げます。それだけでなく、小学生から大学生による音楽祭やミュージカルなどのエンターテインメント、さらに沖縄の魅力をギュッと詰め込んだマルシェも楽しめます。
この場に集う一人一人がセッションや体験を通じて自分らしい時間を過ごし、誰もが「自分ごと」としてテーマに向き合える、そんな場づくりを目指しています。
とはいえ、プログラムの数が多く、テーマも内容も実に多種多様で、まるで美味しそうなメニューがずらりと並ぶビュッフェのように盛りだくさんです。
この記事では2日間にわたる「ミチシルベ2025」の全体像を分かりやすくお伝えします。
ぜひ、ご自身の直感を信じて、気になるテーマやタイトルを選んでご参加くださいね。
1)目指したいのは “株式会社沖縄県”
プログラム紹介に入る前に、「ミチシルベ」誕生ストーリーをお伝えします。
「ミチシルベ」は、多様な分野で志を同じくする多くの人々の協力によって創り上げられていますが、その生みの親は、株式会社うむさんラボCEOの比屋根隆さんです。
学生時代にIT会社レキサスを創業した比屋根さんは、2018年にソーシャルビジネスを支援する「うむさんラボ」を設立。2023年には沖縄初の地域課題解決型のファンド「カリーインパクト&イノベーション1号投資事業有限責任組合」を立ち上げるなど、沖縄の社会課題に向き合い続けています。
1月初旬に那覇市内で開かれた「ミチシルベ2025」キックオフミーティングの席上、比屋根さんはこう語り始めました。
比屋根さんが描く未来。それは「ありのままでいいよ」「ありがとう」「分かち会おうね」といった温かい言葉にあふれ、「調和と平和」を軸とした新しい沖縄のあり方を共に育んでいく社会。そして、世界に誇れる「沖縄らしい経済と社会」の実現です。
新しい時代を切り拓くのは、企業やNPOだけの責任でもなければ、政治や行政だけの役割ではありません。
見えない境界や分断が広がる今だからこそ、比屋根さんは「これまでの想いをカタチにするタイミングがきた」と感じ、ミチシルベプロジェクトをスタートすることにしたのです。
この「ミチシルベ2025」を皮切りに、共創コミュニティを全国や海外に広げ、2030年には沖縄から世界に向けて平和・調和のメッセージを発信する「万国津梁の祭典」を開催することを目指しています。
比屋根さんと私たち実行委員メンバーは、そんな未来をワクワクしながら描いています。
2)2/7-8の2日間、多彩なプログラムがずらり
まずは、「ミチシルベ2025」の全体像となる、2/7の前日プログラムと、2/8のメインプログラムの概要を紹介します。
◆2/7(金)前日プログラム(時間と会場:プログラムごとに異なります)
・「共創プログラム」(1企画)
・「ミチシルベツアー」(4企画)
・「前夜祭」(2企画)
◆2/8(土)メインプログラム(時間:9:00〜18:30/会場:沖縄国際大学キャンパス内)
・「トークセッション」(約20企画)
・「共創プログラム」(6企画)
・「ミチシルベマルシェ」
・「ミチシルベランチ」(4種類)
3)多彩なテーマのトークセッション(2/8)、ピンときたらInstagramへ
【トークセッション(参加無料)】
7つの会場(心、和、光、土、夢、時、空)で、約20のトークセッションを開催します。ここではタイトルだけご紹介します。
◇ココロビラキ 〜沖縄に在る祈りと自然(じねん)〜
◇ピースシアター「沖縄戦と平和劇」〜次代の子どもたちに平和な社会をつないでいくために〜
◇まちがかわる。〜理想の共創社会を目指して〜
◇沖縄北部 やんばるが持つ世界に誇る輝きと挑戦者たち
◇沖縄を支える大企業の新たな創出〜 沖縄スタートアップのその先 〜
◇コレクティブ・ファイナンスをめぐる冒険〜多種多様で重層的なファイナンスとインパクト発展のデザイン〜
◇小さな島からの優しい風〜モヤモヤ、ムズムズしている人、これから一歩踏み出そーとしている人への処方箋〜
◇ピースフルリーダーシップ〜未来を整える日本人のリーダーシップ〜
◇母たちの願いを。子どもたちの希望を。〜シングルマザーとその子どもたちの人生が輝くためにできること〜
◇Community Based Journey
〜「地方共創の新しい旅の形」と「日本の役割とリーダーシップ」〜
◇想いを束ね、挑戦を広げる 新時代の沖縄像
◇インパクトスタートアップ発展の旅〜Exit to community&インパクトIPO〜
◇自分にとっての『ミチシルベ』って何だろう?〜人生♡経営なんでも相談会〜
◇「平和の島 沖縄・日本」の実現に向けて〜「平和の当事者」としての、私のアクション〜
◇沖縄みらい地図アクション 地域課題の構造分析と協働に向けた模索
~沖縄全体が一体となり課題解決に向けて協働するために~
◇Community Based Economy〜豊かさを分かち合える、しなやかで美しい経済の風景をつくる〜
◇教育から協育へ 〜1人ひとりの可能性をふくらませて解き放つ社会を共創するには〜
◇資本主義における「東洋的インパクト共創」へ挑戦
※タイトルなどは当日、変更になることもあります。
登壇者やモデレーターなど「もっと知りたい!」という方は、インスタグラムをチェックしてください。
4)7つの「共創プログラム」(2/7.8)をチェック!
「共創プログラム」は、ミチシルベのビジョンに共鳴してくださる皆さんや、より良い沖縄・社会づくりを目指して活動する団体や企業の皆さんと共に創り上げるプログラムです。
<2月7日(金)>
① UTAKI dialog「わたしと自然と神様と日本の在来信仰コスモロジー」
新しい旅の形に興味がある、日本への理解を深めたい、自然との関わり方を学びたい、そんな皆さんにご参加いただきたいトークセッションです。
自然そのものに手を合わせ、土地の力と共鳴する-。あるがままの土地に祈りを捧げる文化の恵みを携えて、日本各地の担い手6人が沖縄・那覇に集まります。
<時間>13:00-16:00
<会場>SAKURA innobase Okinawa
<モデレーター> 浅倉彩さん(琉球奄美ネイティブツーリズムコンソーシアム)
<参加費>無料
<2月8日(土)>
② 社会を変えるお金の使い方を考える地域円卓会議
<テーマ>那覇市で始まった「那覇市版SIB」(成果連動型助成)の中間報告を通して、お金の出し方・使い方をみんなで考える
<時間>10:00-13:00(受付開始9:30)
<会場>空(Sky)=厚生会館4階ホール
<参加費>無料
③ 全国高校生マイプロジェクトアワード
<概要>高校生が「もっとこうなったらいいな」「これが好きだ」という想いからプロジェクトを立ち上げ、主体性を発揮しながら取り組みました。高校生が集い、学び合い、ともに「次の一歩を考える」の学びの祭典です。全国では2013年度から始まり、沖縄県サミットは今回で6年目を迎えます。
<時間>10:00-16:30(受付9:30〜)
<会場>沖縄国際大学5号館の各教室
<参加費>無料
④ ミチシルベ音楽祭
沖縄県内の高校生を中心に、小学生から大学生が企画・運営する音楽祭です。
「沖縄から世界へ、世界から沖縄へ」をテーマに、音楽を通じて人々や同世代との繋がりを広げ、世代を超えた交流の場を目指します。
<出演予定バンド>
<時間>12:30-16:00
<会場>心(Heart)=体育館
<参加費>無料
⑤カラフルコーラスOKINAWA
沖縄に住む聴覚や視覚に障がいのある子どもたち、また車椅子ユーザーを含むさまざまな障がいを持つ子どもたちと、障がいのない子どもたちが共に歌い、表現する、インクルーシブでユニークな合唱団です。声で歌う『声隊』と手話で歌う『サイン隊』という二つの表現スタイルが舞台上で融合し、さまざまな感覚を刺激するハーモニーを奏でます。
<時間>9:00ごろから(オープニングに登壇)
<会場>心(Heart)=体育館
<参加費>無料
⑥沖縄アクターズスクール パフォーマンスショー
多数の実力派アーティストを世に送り出し、日本有数の芸能養成所として脚光を浴びた「沖縄アクターズスクール」。
開校40周年を迎えた2023年に再始動を宣言し、オーディションで選ばれたメンバーがB.B.WAVESとして活動を開始。 再始動からわずか一年にしてメンバーであるNeilのメジャーデビューが決定。
そのNeilも出演するB.B.WAVESによる歌とダンスのパフォーマンスショーをお届けいたします。
<時間>16:30-18:30(クロージングプログラムの中で約30分)
<会場>心(Heart)=体育館
<参加費>無料
⑦現代版組踊「那覇青少年舞台プログラム」
那覇市近郊の小5年〜高3までの約35名が参加する舞台表現ワークショップ。舞台づくりを通して、地域の歴史に触れ文化を継承し、協調性やリーダーシップを学んでいます。子どもの「感動体験・居場所づくり・人づくり」を目的に活動して今年で20年目を迎えました。
<演目>「琉球伝信録」
<時間>16:30-18:30(クロージングプログラムの中で約30分)
<会場>心(Heart)=体育館
<参加費>無料
5)沖縄をもっと知りたい方へ、4つのミチシルベツアー
「もっと沖縄のことを知ってもらいたい」という想いで、4つのミチシルベツアーを企画しました。
沖縄の豊かな自然や文化、歴史的背景等から沖縄が抱える社会課題などに触れてもらいながら、沖縄の人たちが大切にしてきた精神(チムグクル)を体感してもらうオプショナルツアーです。
◇ツアーNo.1:地球とつながり、自分とつながる 命薬(ぬちぐすい)土と食の体感ツアー
<時間>10:30-15:00
<会場>うるまエリア
<参加費>11,000円(税込)
◇ツアーNo.2:OIST見学ツアー 研究とイノベーションの最前線
<時間>13:30-15:00
<会場>OIST
<参加費>無料
◇ツアーNo.3:琉球料理作りと泡盛ペアリング体験
<時間>13:00-16:00
<会場>牧志公設市場
<参加費>5,000円(税込)
◇ツアーNo.4:沖縄少年院HIGH HOPEツアー 少年たちの現状から社会の希望を考える
<時間>10:00-11:30
<会場>沖縄少年院入り口前
<参加費>無料
6)前夜祭は那覇とコザ(沖縄市)の2会場で開催!
歴史背景や文化が異なる那覇市とコザ(沖縄市)の2つの街で、前夜祭を開催します。
◇那覇会場:琉球ナイト〜ミチシルベ前夜祭〜
<時間>19:00〜
<会場>SAKURA innobase OKINAWA
<参加費>6,000円(税込)
沖縄におけるデジタルイノベーションの創出拠点「SAKURA innobase Okinawa」での立食形式でミニセッション・交流会を開催します。琉球・沖縄の歴史文化を感じるお食事と飲み物をご用意してお待ちしております。
◇コザ(沖縄市)会場:魅惑のコザNight!!〜ミチシルベ前夜祭〜
<時間>19:00〜
<会場>Lagoon KOZA(沖縄市中央1丁7−8)
<参加費>7,000円(税込)
<ナビゲーター>常磐木 龍治
沖縄のIT番長、コザエバンジェリストとしてDX、地方創生、まちづくり、事業開発の達人であるトッキーこと常盤木をはじめ、コザ&沖縄のスタートアップエコシステムを支えるキーパーソン達がアテンドします♡
7)つくり手との出会いを楽しめるマルシェ
うむさんラボのメンバーで、沖縄のものづくりの魅力を伝える「島の装い。プロジェクト」共同代表のセソコマサユキさんがプロデュースするマルシェです。
<日時>2月8日
<会場>沖縄国際大学 厚生会館1階あたり
8)どれも食べたい!ミチシルベランチ(お弁当)
ミチシルベではランチ交流の時間にも沖縄を感じていただけるよう、参加者限定の特選弁当を4種類ご用意しました。
作り手の想いと弁当それぞれのストーリーも一緒に味わいながら、ランチ交流の時間を楽しんでください。(当日は校内のコンビニ&学食は閉店しています)
① 沖縄のエネルギーを味わう命薬(ぬちぐすい)ランチBOX(手づくりクッキー付き)
<料金>3,500円(税込)
<アレルギー品目>小麦、落花生(変更の可能性あり)
<作り手>上地正子さん
※Vegan(完全菜食)のお弁当です
② 分かちがたく、結びつくウチナー弁当
<料金>3,000円(税込)
<アレルギー品目>卵、小麦
<作り手>満名匠吾さん
③ 心と身体が喜ぶ!発酵ランチBOX
<料金>2,500円(税込)
<アレルギー品目>卵、乳製品(変更の可能性あり)
<作り手>加藤律子さん
④ カラキを使ったスリランカカレー弁当&おきなわシナモンロール
<料金>2,000円(税込)
<アレルギー品目>カレー/なし、シナモンロール/小麦、乳、卵
<作り手>・久我優也さん
9)「どれに参加しよう」迷ったときにはコチラへ
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
「ミチシルベ2025」は実に多彩なプログラムが盛りだくさんのイベントです。
「プログラムが多くて、どれに参加すればいいのか迷う!」
という方もいらっしゃるかもしれません。
特に、2/8のトークセッションや共創プログラムの多くは時間が重なっています。
迷ったときには、以下の手順でプログラムを選んでみてください。
1)チケットサイト「Peatix」にアクセスし、「チケットを申し込む」をクリック。(一部を除き、参加無料です)
https://michishirube-2025.peatix.com/
2)ログイン後、3つの時間枠(11:30~、13:30~、15:00~)ごとに、プログラムを選択できます。
3)各プログラムの詳細は、公式Instagramをチェックしてください。
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そんな問いを深めるきっかけとなるイベントです。
たくさんの皆さんとお会いできるのを楽しみにしています!
◇当日のタイムテーブル・セッション概要・登壇者プロフィールは、こちらでご確認ください(PCでチェック☝️)