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ちょいちょい書くかもしれない日記(おでん)

朝、病院へと出掛けたら、なんと会合は翌日だと告げられた。
「すみません、今さらですが、昨日のお電話のときに確かに『明日』と言ってしまった気がします。あの……あらためまして、明日です」
たいへん申し訳なさそうな顔で謝られた。
あらためまして、て何ですのん。
かなわんなー、こういうの。
いやだって、「そんなの困ります」と言ったところでどうしようもないし。
本来、今は講義前に身体を休めることができたはずの時間だったんですけど……などと言ったところで詮無いので、ただ「わかりました」とだけ言って立ち去った。
もしかしたら、手違いで家族を怒らせてしまったと報告が行ったのかもしれない。
仕事中に突然主治医から電話がかかってきて、「明日また話すんですけど」と滔々と現状報告をされた。
いや、それなら明日でよくないか。
私の休憩時間を奪ったあとに私の仕事を邪魔してどうするんだ。
あるよね、こういう雑なフォローが追い油になるケース。
怒る元気もないので、明日は水たまりに落とされたハンカチみたいな顔で行こうと思う。

昨日おでんを大鍋いっぱいに作ったので、好きなときに食べられる。
これがなんだか妙に嬉しい。
毎年、秋になって最初に作るおでんがいちばん美味しい。
しかも、誰に慮ることもなく、好きな具材だけ入れていいのだ。
アホみたいな数の餅きんちゃくを用意した。
大根は分厚く切って味シミシミにしたいので2本使った。
練り物が減ったら、じゃがいもを投入しようと思っている。

午後からは講義。
帰りにホームセンターに寄って、猫のごはんやおやつを買った。
隔離部屋の猫は、相変わらずのんびりと、最初からそこにいたような顔で暮らしている。
今夜は自分から部屋を出て、玄関周りを探索し、きょうだいやママと接触していた。
ママは相変わらず我が子だと気づくのに時間がかかるらしく、小さくシャーッと言っていた。
しばらくしたらとことこと部屋に戻ってきたので、隔離部屋を自分のテリトリーと定めたのだろう。
終の棲家にしてもらうわけにはいかないが(本来は備蓄部屋なので)、まあゆっくり行こうと思う。
少しずつ、家の中で探検の旅を楽しんでほしい。
そのうち、気に入った場所が見つかるだろう。
寂しくないなら、他の猫たちと大の仲良しにならなくてもいいのだ。
幼稚園の頃から「お友達を作ろう」的な働きかけが苦手なヒューマンだったので、自分が圧をかける側にはなるまいと思っている。

昨日、ちょっと不安になるほど痛くした脚は、少しよくなった。
でもやっぱり、悪いほうの膝は少し長く歩くと痛むし、少し関節が不安定な感じがあるので、冷やさないように気をつけたほうがよさそう。
肌に優しい、できたらコットンのあまり締めつけないサポーターを探してみようと思う。


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椹野道流
こんなご時世なのでお気遣いなく、気楽に楽しんでいってください。でも、もしいただけてしまった場合は、猫と私のおやつが増えます。