ちょいちょい書くかもしれない日記(レベル42)
昨日に続き、学校がひとつ、今日でひとまずラストの講義を迎えた。
短い期間に詰め込むので、学生さんたちは大変だったと思う。
でも、たいへんよくして頂いたし、学生さんたちも、午後の睡魔と戦いながら、熱心に耳を傾けてくれた。本当にありがたい。
聞き手がいてこその講義だ。
年明けにあと1日だけ、補講を予定している。
そのとき、国家試験に向けて、どれくらい彼らが仕上がっているかが楽しみだ。
本当は、「あなたに教わることはもうないので、今年度は補講は結構です」と言われるのがベストなのだけれど。
というか、今日は仕事を終えてからが本番なのだ。
帰宅し、猫の世話をして懇ろに謝ってから、再び家を出た。向かうは大阪。
目的地はJR大阪駅前のビルボードライブ大阪である。
羽目を外したひとり夜遊びであるが、やむを得ない。
何しろ、中学時代から大好きなバンドが来日してくれるのだから。
しかも、「学校があるから無理」だと思ったら2部制で、第2部の開演が午後9時ときた。
ならば余裕で行ける。
なかなか厳しいチケット代だったし、ハコ的に、それなりに飲み食いする侠気を持たねばならぬ。
でも、10代の私ができなかったことを、今、自分が稼いだお金でやれるのだ。
こんなに嬉しいことはそうそうない。
パイセンたちがタイガース再結成コンサートに狂喜乱舞していた気持ちが、ようやく本当の意味で理解できた。
同窓会? そのとおり。同窓会みたいなライブができることが、どれほどの幸運か。
ステージにいる人たちも、客席にいる人たちも、共に元気でいるからこそだ。
というわけで、ゾンビのように疲れてはいるが静かに浮かれた気持ちで、JR大阪駅に降り立った。
会場は、駅からすぐ近くだ。
レベル42のポスターが張り出された入り口。
見事に中高年ばかりの会場。いいぞいいぞ。
奮発してサービスエリアの席をとったので、背後は壁だし、自分専用の小さなテーブルだってある。なんて素敵なんだ。
制服をスマートに着こなしたお洒落なお姉さんが、オーダーを取りにきてくれた。
おすすめを聞いて、軽めの選択をした。揚げ物に心惹かれたが、さすがに時間が時間なので。
でもやっぱり、ポテトフライは食べるべきだった。次回は必ず。
飲み食い、特に食べながらライブを見るというのはどうにも心が落ち着かないので、少し早めに行き、開演前に食事は終えておいた。
食事は食事で、ライブはライブで集中したい。変なところで不器用である。
ライブは予想に反して最初からクライマックスであり(客も)、マーク・キングは若い頃と少しも変わらぬとんでもないテクニックで、ベースを弾きまくっていた。
あんなに弾きながらボーカルもとるのだから信じられない。
というか、皆さん私より年上なのに、今日二度目の公演だなんて信じられないほどエネルギーに満ちていて……そして、ハチャメチャに上手い。
何だか圧倒されたまま1時間あまりを過ごし、ぼんやりしたまま帰ってきた。
本当に、いいライブだった。
唯一の後悔は、耳栓を忘れていったことだ。
ビルボードライブ大阪は音響がいいので、そう尖った音に晒されたわけではないが、案の定、帰ってから少しだけ耳鳴りがした。
今月は、体力的には相当に無理ばかりしてきたが、だいぶ回復してきたことを実感できたし、まだまだ衰えたままなところも自覚できたし、総じてよかったと思う。
ただ、とんでもなく疲労が蓄積していることは確かだ。
明日は、おおむね休養日にしようと思う。
サボり倒した家事はやらねば。
こんなご時世なのでお気遣いなく、気楽に楽しんでいってください。でも、もしいただけてしまった場合は、猫と私のおやつが増えます。