ちょいちょい書くかもしれない日記(市役所通い)
父の仕事関係のことで大阪市内の某区役所、続いて母のことで地元市役所に。
どちらも存外空いていて、用事が早く済んでよかった。
ことのついでに、自分のマイナカードの電子証明書の期限が来るよ~というお知らせが来ていたので、そっちの更新もした。
この1年半、コンビニで色んな証明書がゲットできて凄く助かりました、と言ったら、窓口の人に、「あっ、ICチップの関係で、明日の昼くらいまでコンビニでの書類発行手続きができなくなります。大丈夫ですか?」と心配された。
そんなこともあろうかと(ドヤァ)、ここに来る途中、当座必要なものはとってきました。大丈夫大丈夫。
顔写真の照合で「……ご本人……ですよ、ね?」とやや胡乱な目を向けられたりはしたが、髪型が変わったし、何よりこの1年半がハードモード過ぎて、自分が思っているより面構えが変わってしまったのかもしれない。調査兵団的な意味合いで。
もっとも手短な説明として「コロナを喰らったもんで」と言ったら、「ああ」ととても同情のこもった眼差しを向けられた。
今回は何のミスもなく更新完了。次は5年後だそう。
引き渡しと残金支払いこそまだだが、既に売却が決まった実家の玄関から、近所の猫が物凄い声でこっちに向かって鳴く。
いや、そこは君のご自宅じゃないでしょ。ごはんは家に帰って食べなさいよ。
このあたりは交通量こそ極めて少ないが、高齢+でかくてアホみたいによう走る車というあまりよくないコンビネーションのドライバーがそれなりにいるので、猫の交通事故が心配だ。
買い主さんは心配じゃないのかなあ。他人様の心はよくわからない。
少なくとも私は、道路で倒れている君なんか見たくないのだが。
一度、怪我をして実家のガレージでうずくまっているのを見つけ、愛護協会さんに連絡して買い主さんに繋いでもらったことがあるので、余計に心配している。
まあ、よそさまの子育てとペットとの付き合い方には口を出すまいと思ってはいるけれど、何かあってまた実家に転げ込んでも、もうすぐ私はその家に入れなくなるから、助けてあげられないんだよ~。気をつけてほしい。
実家のほうは一応、残っているものはあるがままに買い主が引き受けてくださるそうだけれど、それでも「これマジで要ります……?」とか「これはさすがにこちらで業者を呼んで処分したほうがよくない?」みたいなものがちょこちょこあって迷う。
仲介してくださる方に、いちど訊ねてみよう。
持ち帰るべきものを確認すべく家じゅう見回っていたら、母の部屋に、何故か回収を免れた兎の置物があった。
ずっしり重いし、元デザインは名のある作家の作品なのだろうが、おそらく目の前にあるのは、それの量産型だ。
昭和の時代、何かというと記念に配られたメタル置物の類。そんな感じである。
撤収作業中、ドアストッパー代わりに置かれていたようだから、目が滑ってつい捨て損ねたのか。
いずれにせよ、ご縁のものだ。
要るかと言われれば要らないが、連れ帰った。
こうやって、価値のないものばかりが手元に残るのだなと思うと可笑しいが、それでいいのだとも感じる。
母に貰ったと思って、大事にしよう。
そういえば、父からの最後の贈り物となった猫のトイレ用スコップも、すこぶる使い勝手がいい。
他人に贈り物をすることにはまったく興味がなく、くれてもなんだかピントのずれたものばかりの人だったが、最後の最後に優れものをくれたんだな、と感心している。
夜は、よく洗ったキムチ(からいものがまったく得意でないので)と豚肉、それにタマネギ、茄子、まいたけを入れて、豚キムチを作った。
以前、消防学校のお昼に出してもらったのが存外美味しかったので、自分バージョンを作ってみたくなったのだ。
めんつゆで基本の味をつけ、砂糖と醤油をちょっぴり足した。
私はお肉の脂身に弱いので、豚バラではなく豚ロース切り落としを使う。
それでも脂身は全部取った。仕上げには、すりごまと刻みネギを散らした。
少しだけ残った唐辛子の赤と、ネギの緑。要らんところでクリスマスである。
物凄く美味しかった上に、無闇にごはんが進む味だった。
また作ろう。まいたけはとてもいい仕事をした。次回も忘れず呼びたい。