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ちょいちょい書くかもしれない日記(ガサガサ)

朝一番で駅前のマツキヨに駆け込み、保湿クリームを購入。
家にも、松山油脂の香りのいい保湿乳液があったので、それと共に施設に持っていった。
なるほど、母は左の眉の上が真っ黒、かつ栗饅頭くらいの迫力で腫れ上がっていて、焦げ目にあたるところに縫い跡があった。
とても痛々しい。
どうやらどんどん歩くようになり、歩行器の使い方にもだいぶ慣れてきたものの、早朝や深夜は頭がさらにぼんやりしているせいか、何も使わず、スリッパもはかずに歩きだそうとして顔面から転倒するらしく。
しかも、警告音が鳴って、スタッフがかけつけたときにはもう転んでいるくらいのスピード感らしくて、やれやれである。
元気なのはいいし、たくさん歩いてもほしいのだが。
とりあえず、母は足首の変形が凄いので、普通の靴下が穿けない。
足首がゆるく、さらに滑り止めがついている靴下を何種類か通販でオーダーしてみた。使えそうなものは、施設に後日届ける予定だ。
自宅にいるとき、「贅沢品だよ~」と分けてあげたロクシタンのシアボディクリーム、香りがとても気に入っていたので、新しいのを買って靴下と一緒に追加で届けようと思っている。
せめてそのくらいの贅沢はさせてあげたい。

母に、伯父の死去について話してみたが、やはりどうにもちぐはぐな反応だった。
合っていること、意味がわからないこと、時系列が混乱していること、忘却していることがコブサラダみたいに交ぜ繰り返されて口から出てくるので、聞いている私のほうが混乱する。
お昼が近いので、お腹がすいた、というフレーズも何度か出てきた。
「すき焼きが食べたいわ~。うなぎも食べたいわ~」と言っており。
食欲があるのはとてもよい。特定の食べたいものがあるのは、なおよい。
胃腸炎大流行の今はとても無理だが、いつか、外出+外食が許されるようになったら、とびきり美味しいのを食べさせてあげたい。
あるいは、保温バッグに詰めて、差し入れできたらいいのだが。

相変わらず、母と面会したあとは、グッタリするほど疲れている。
どれほど支離滅裂な話をされても否定しないことが大切だと学んだので、ちょいちょい大筋で軌道修正しながらも、基本的には母の言うことにうんうんと耳を傾けるようにしている。
そのせいで、いくつもの並行世界を一緒に渡り歩いた心持ちになってしまうのかもしれない。
脚本の出来が悪いSF映画を2本くらい立て続けに観たような疲れ方だ。

施設を出た頃から、全身が痛くなってきた。
単純に、筋肉痛である。
風邪を引いたとかではなさそうなので、これはあれか。新入り猫を探しまわった2日間のツケか。
それにしては日が経ちすぎてないか?
あのときはあまりにもいっぱいいっぱいで、筋肉痛になる余裕すらなかったのだろうか。
そういえば、あちこちうろつき回り、地面に這いつくばって溝を覗き込んだり、茂みにちょっとだけ分け入ったりしていたのに、筋肉痛のきの字もなかった。
とはいえ……!
人生最長のタイムラグにびびりたおしている。
今日はあまり体調もよくない。やはり、猫捜索の疲れがドッと出た感じがする。
よほど神経が張り詰めていて、本当の意味で安心するまでにこんなにかかってしまったのだな。
もはや家族なので、当たり前といえば当たり前だ。
こういうときは、赤い肉を食べねばならぬ。
小さめだが、豚の肩ロース肉をブロックで買ってきて、キャベツとトマトと共にコンソメで煮た。
美味しかったが、今日の肉には、多少の獣臭さがあった。
こればかりは当たり外れの問題なので仕方がない。ローリエでも入れておけばよかった。次はそうしよう。

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椹野道流
こんなご時世なのでお気遣いなく、気楽に楽しんでいってください。でも、もしいただけてしまった場合は、猫と私のおやつが増えます。