ちょいちょい書くかもしれない日記(むしむし)
昨夜、しょぼい降雨があったせいで、今日の湿度は凄まじい。
もとから山奥の我が家なので、初夏から初冬まで湿気からは逃げられない運命なのだが、それにしても今日は凄い。
外の物置に入れてあるダンボール箱が、全員シナシナになるくらいだ。
ベッドを占領してのびのび寝ている末っ子猫をチラ見しながら、来週から始まるけっこうハードな講義の準備をしたり、書庫の整理を続けたり、仕事のための資料を読んだり。
できるだけ座りっぱなしにならないよう、身体を適度に動かせるよう、家の中で工夫する週末になりそうだ。
書庫には自著の見本がたくさんあるが、古いものはやはり経年と湿度で傷みが激しい。
処分するしかないのだろうなと思いつつも、なかなか思い切れない。
年月が経って、さすがに紙版はもう出回っていないものも多くある。
綺麗なものは、棚貸し書店の自分の棚にサイン本にして並べたりするが、さすがにあからさまに変色やカビが出ているものを売るわけにはいかないので、しょんぼりと死蔵されている現状である。
自著以外にも、そういう「こっぴどくやられた本」コーナーが書庫の一角にあり、「いやもう捨てなよ」と自分でも思うのだが、なかなか。
少ないお小遣いをやりくりしたり、親や祖父母、親戚に買ってもらったり、大切な人に贈られたりした本たちは、たとえボロボロになろうと黴臭くなろうと、やっぱり捨てられない。
まあ、捨てられないものはまだ手放すタイミングではないのだろうと思う。
リアル贅肉も心の贅肉も、適度に持っていたほうがいい。たぶん。
テレビ番組をあまり見なくなったな、と思う。
私は執筆や読書の間、音や映像が共にあってほしいほうで、かつては家に何故かあった有線放送で朗読を、それから今の家に移ってからは、適当に音楽やテレビ番組を流していた。
でも今はたいてい、YouTubeでライブカメラの配信を流している。
ナミブ砂漠だったり、どこかのバードフィーダーだったり、アザラシ幼稚園だったり、イギリスの海辺だったり、ベトナムの物売りのお姉さんだったり、そのときどきで興味の湧いたものを。
画面は見たり見なかったりで、生活音や物音が適度に聞こえるのがとてもいい。
ドラマもバラエティも、最近は情報番組すらもしんどく感じることがあって、とうとう、出演者が過剰な大騒ぎをしない、険しく戦わない、ドッキリさせない、身体を壊すような無茶をしない、そんな旅番組か食べもの関係の番組くらいしか見なくなった。
オリンピックも、結局配信で見た。パラリンピックもそうだ。
けっこうテレビっ子だったはずなんだけどな、なんでだろな。