ちょいちょい書くかもしれない日記(芦屋市民文化賞)
7年前、地元芦屋市から市民文化賞をいただいた。
今日は朝から、本年度の市民文化賞授賞式があったので、受賞者が所属することになる団体、菊寿会の一員として出席した。
本当はもっと早くそうしたかったのだが、近年は特に親のことがあって、なかなかそういう余裕がひねり出せなかったのだ。
私が受賞したとき、見知らぬ方々が笑顔で祝福してくださった。
それをお返しする日がようやく来たというわけである。勿論、これからも可能な限り出席したいと思っている。
なんだかんだ、地元は大事にしたい。特に何もできはしないのだが。
始まるまでの間、指定された席に座っていたら、そうか、私が受賞したときは、両親がとても誇らしげな、ちょっと恥ずかしそうな顔で関係者席に座っていたな……と思いだしてしまい、うっかり泣きそうだった。
あれが、私が両親にできたたったひとつの恩返しだったかもしれない。
老人という言葉はどちらかというとネガティブに捉えられがちな昨今だが、受賞なさった「芦屋市老人クラブ連合会(凄くナチュラルに芦老連と略されていた)」の皆さんの活動が物凄く多岐に渡っていて驚かされた。
被災地への寄付なども息長く続けておられるそうで、やっぱり、誰かのために何かできることがある、というのが人間には必要なのだと感じる。
もうひとりの受賞者、作曲家の妹尾武さんはコンサート前日ということでビデオレターが披露された。
きっちりゴスペラーズの歌も、ご自身のピアノ演奏もフィーチャーされ、今後の地元での活動予定も盛り込んであってさすがだった。
情報量が多い。そして編集がほどよくオシャ。
先の選挙で勝利した地元衆議院議員の方々も来賓として出席なさっていた。
市長もそうだが、原稿読み上げではなく、ゲストの顔を見ながら笑顔で話す人が多かった。凄くいい流れだと思う。
議員さんにとっては、こういうイベントに来て、いいスピーチをするというのは、地味に大きなことなんだなと感じる。何ごともチリツモ。
旧知の方ともはじめましての方々ともお話しできて、やっぱり社交はどんだけ苦手でもやっておくべきだな……と痛感する。
高島市長ともはじめましてのご挨拶をさせていただいた。
ずっとずっとお伝えしたかった、市長の子宮頸がんワクチンの啓蒙活動への支持と応援と感謝を、極力手短に申し上げることができて、本当に嬉しかった。
市長として動画を公開されるには、色々と越えねばならない壁と葛藤と躊躇があったと思う。
そのすべてを乗り越えて果たされた素晴らしいお仕事を目いっぱい讃えたいし、その勇気を尊敬している。
というか、本当に仕立てのいいスーツだな、姿勢のよさも声の張りもさすがだな、笑顔むさんこ輝いてるな……と感心するほうにも忙しかった。
絵に描いたような秋晴れの日曜日なので、本来ならば芦屋川沿いを少しお散歩などしたいところだが、アレルギー持ちとしては、建物の外に出ただけで目が痒い。
退散して、今日は自宅でよく休むことにする。
猫たちとの時間も、いつもより長く持ちたい。
まだ隔離中の新入り猫だけでなく、5匹の猫たちにも、我が家の一員になってくれて私がどれほど幸せに思っているかを、それぞれと二人きりになる機会を作ってねんごろに伝える。
新メンバーが来るたび繰り返される儀式である。
夜は、先日しくじった春巻きを再度作った。
今回はいたって平静であったので大勝利した。
アスパラ、生ハム、控えめにチーズ、そしてスライスしたバナナ。
は? と思った人はそのまま生きていってほしい。
興味があるなら試してみるといい。
人を選ぶ味ではあるが、私は大好きだ。
塩分は生ハムとチーズで十分すぎるので、黒胡椒を多めに振るのがおすすめ。