ちょいちょい書くかもしれない日記(梅田)
母が、軽い上着と小さめの上掛けを欲しているという連絡を受けて、梅田に所用があったため、ついでにデパートの介護ショップに立ち寄った。
施設に入ったのは昨年末だったから、当然、上着も用意したのだが、大慌ての間に合わせだったせいか、お気に召さなかった様子。
名の通ったメーカーだけに、そこの衣類は何ひとつ安くないのだが、ダントツで着せやすいそうだ。
裁断と縫製に工夫が凝らされているのか、車いすユーザーにも評判がいいらしい。
母は自分で好きな服を選ぶことができないのだから、好みに合うかどうかはともかく、せめて心地よく過ごせる服を用意してあげたい。
上着は色々あったが、軽くて車いすに座るときに裾がもたつかないもの、という条件にそぐうものは2点だけだった。
やはり、カスタマーが限られるので、そうバラエティ豊かには作れないのだ、と店員さんは申し訳なさそうに言った。
そりゃそうだよね。
でも、ごく控えめな量のダウンを詰めた軽い上着は、施設内で着るにはピッタリの感じだった。
上掛けも、膝掛け兼、肌寒い夜にお腹に掛けるプチ毛布的なサイズのものがあったので、それにした。
用事が終わったので、阪急百貨店の英国フェアでも……と思ったが、エスカレーターを降りた瞬間に諦めた。
無理。混みすぎ。行列すご過ぎ。
お客さんの熱気が凄い。お店の人たちも必死だろうな。
フィッシュ&チップスの油の匂いを嗅ぎながら退散した。
何かお惣菜を買ってそれで夕食を済ませようかとも思ったが、時間帯のせいもあり、食品売り場の混雑がこれまた凄いので、ゲンナリしてやめた。
今川製菓の、お気に入りの豆菓子だけを買って帰途に就く。
コロナ禍のせいもあるが、もとから苦手だった人混みが、さらに苦手になった気がする。
家でごく簡単な料理を作り、雑に食べるのがいい。
特にこの2週間ほど、すぐ吐き気がしてしまうので、あまり楽しく食べられないのだ。
たぶん、9月の疲れが原因。虚弱!
まあ、今日、無理して買い物をする必要はない。
どうせ、まだまだ出掛ける用事はあるのだ。
ちょっと落ち着いてきたと思っていた親関係の用事が、ここにきてまた爆増し始めた。
なかなか、物事は片付かないものだ。
しかしまあ、うまく運べば肩の荷が下りる案件なので、頑張るしかない。
弟は「話が進んでよかったね~」と他人事のようなスタンスでいる。
おのれ。お前の親の話やぞ。
たいへん腹立たしいが、兄弟で揉めがちなことが何一つ揉めず進んでいるのはよいことではある。
それが、片方が全降りしているからであっても。
手を出さず、口も出さないというのは、下の上である、と思う。