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ちょいちょい書くかもしれない日記(陰性)

蕁麻疹がいっこうに引かないので躊躇したが、一応連絡して訊ねてみたら、「蕁麻疹とわかっているなら問題ない。それに服の上からなのでお気遣いなく」とのことで、マッサージに行ってきた。
「未だかつてなく背中から腕が硬いです」と驚かれて、この1ヶ月のハチャメチャな出来事たちを思う。
マッサージが終わる頃にはとんでもない豪雨になっており、びびりながら帰宅。そして猫たちの様子を見て、今度は母がいる病院に。
主治医と話す。
母の大腿骨の手術、最初から「足首の変形に影響されて、股関節も変形している。大腿骨の向きがたいへんよろしくない」と但し書きみたいなコメントをもらいつつやってもらったのだが、やはり上手くいかなかったようで、「これ以上どうにかできるとは実はあんまり思えないんだけど、何もしないわけにもいかないので、思いつく限りの対策を立ててやります」と再手術を行う運びになった。
「これで駄目なら、もう手術の適応外になります」ともサラリと言われたが、レントゲンを見れば、そりゃそうだなあ……としか言い様がない。
同業なので、そのくらいの判断はつく。年齢的なこともあるだろう。
当の本人は、相変わらず難しい顔で寝ていた。
「あの人は甘味が好きでね」と、誰かの話を一生懸命してくれたが、結局誰のことか最後までわからなかった。
母も甘いものが食べたいのかなと思ったが、そういうわけではなさそう。
というか、飲食の差し入れは一切禁止なので、どのみち甘味については、退院してからの話だ。
コロナ禍が始まって以来、基本的に日用品の受け渡しをしなくてすむよう、入院患者の衣類や生活用品はレンタルや使い捨てを利用するよう促される。
父のときと同じだ。正直、とても楽で助かる。
母は、処置や脱ぎ着が楽そうな、チェック柄のかわいい寝間着を着せられていた。
母のこれからにとってとても大事な話を、本人抜きでしているのがどうにも居心地が悪くて、「歩けるようになりたい?」と当たり前のことを訊ねてみたら、「別に~」とのことであった。
なるほど。
母のことではあるが、母を思って抱える私のつらさは私のものであって、母には関係ないのだ。
そのことを忘れてはいけないな、身勝手な憐憫で動いてはいけないな、と思いつつも、肉親の情というのはそう簡単にあっちからこっちへ動かせるものではない。
あれこれと考えながら帰宅。
手術を今日やる勢いで呼ばれたので慌てたが、来週、日程調整する模様。
二度目の手術は、きちんと現地で待機できるようにしたい。

木曜の夜から、第6の猫が家にいる。
うちにいるママ猫の子供5匹のうち、まだうちに来ていないのは2匹。そのうち1匹だ。
7年にわたり、ブランクはちょいちょいあるとはいえ、姿を見せるがまったく懐かず攻撃的だった子が、玄関で朝夕食事をするようになり、木曜の夜に突然デレた。
「!?」となりながら勇気を出して両手で持ち上げてみたら、相手も「!?」という顔をして固まっている。
またとないチャンスと感じて、そのままそのへんにあったケージに入れ、動物病院へ車を走らせた。
血液検査を依頼し、駆虫をしてもらい、帰宅。
物置を隔離部屋として大急ぎで整え、とりあえずそこで家猫の訓練をしてもらうことにした。
金曜の朝はオシッコをとんでもないところにしていたが、それ以降は、上手に猫トイレを使ってくれている。偉い。
ついさっき、血液検査の結果、猫エイズとウイルス性白血病は陰性だった。
無論、年明けにもう一度検査してようやく完璧ではあるが、そこまで厳密にやる必要はないかな、と感じる。
駆虫も、1回でおそらく大丈夫だそうだ。
「外に出せ~」と思い出したように訴えるが、かつての長男猫ほど強い調子ではない。
どういう心境の変化か、スリスリと甘えてくれる。
あとは、少しずつ他の猫たちと打ち解けていけるといいのだが。
こればかりは、時間をかけて見守るしかない。


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椹野道流
こんなご時世なのでお気遣いなく、気楽に楽しんでいってください。でも、もしいただけてしまった場合は、猫と私のおやつが増えます。