
ちょいちょい書くかもしれない日記(指定ゴミ袋)
地元市が指定ゴミ袋を導入するとき、正直その理由があまり合理的でなかったので、諸手を挙げて賛成というわけではなかった。
私は、ファッションエコが嫌いなのだ。
ただ、指定業者の仕事ぶりには敬意を払わざるを得ないほど、指定ゴミ袋の品質は素晴らしい。
開きやすいし頑丈だし、印刷されているのは、芦屋川を中心とした、私が大好きな風景だ。
できたら、手が痛い人や力が入りにくい人でも結びやすい、持ち手つきの45リットルを出してくれたら完璧だなあ……と思うけれど、そこはまあ過ぎた望みというものだろう。
小さめサイズの袋は持ち手つきなので、重いものなどは、敢えてそちらで出すこともある。
ここのところ、実家から持ち帰ったものの中で、色々な手続きを終えて、ようやくお役御免になったアイテムがぽつぽつ出てきたので、燃えるゴミの日のたび、いつもより1袋分多く出すようになった。
地道な処分を続けている。
ただ困るのは、どうにも捨てがたくて実家から持ち帰った、とても古い料理全集だ。
揃いも揃って、判型がでかい。箱入りのものもある。
やむなく床に積み上げているのだが、猫が爪を研ごうとする。油断も隙もない。
収納するためには書庫に場所を確保せねばならず、それには、今ある書籍の中で必要度が低いものを処分するしかない。
明らかに、同人誌である。
これまで何度も処分を試みては挫折してきた難攻不落の城に、いよいよ手をつけねばなるまい。
あの先生のアマチュア時代の貴重な……などと思い始めると、ダメだ。
この家を建てて15年、一度も取りだして開かなかったものは、もう紙輪廻の渦に還そう。
そう、思っては……いる。
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