
ちょいちょい書くかもしれない日記(手巻き寿司)
ここ三週間の講義と長距離(私にとっては)ドライブでバキバキになったうなじから背中も、たぶん体調不良の原因のひとつなので、朝イチでマッサージに行った。
本来ならば、先週の土曜に行くはずが、雪による通行止めで行きそびれたのだ。
「背中……肩……うなじ……いやもうなんかどうしようかな……」
いつもの施術担当者がブツブツ言っていたので、何をどうするんだろうな……と思いながらされるがままになっていたら、最終的に、
「あの、ほぐしたらすっごくしんどくなるだろうなとは思ったんですけど、後のことを考えたらほぐしたほうがいいので、やっちゃいました。たぶんもうすぐ物凄くしんどくなるので、早く帰って、水分いっぱいとって、入れるようならぬるめのお風呂につかって、もろもろ諦めて寝てください」
と言われて帰された。
本日のご予定は? くらい訊いてからにしてくれよ~~とは思ったが、そのくらいダメダメだったのだろう、私のボディが。
幸い、客人が来るのは夜からなので、夕食用の買い物を済ませて帰り、本当にぶっ倒れていた。
でも、お陰様でだいぶ楽になった感じ。よかった。
夕方、電話で母方の伯父の死を知らされた。
大変な中、わざわざ連絡をくれた伯母に、父にしてくれたようにお花と弔電を……と申し出たのだが、「もうね、最低限のことでやるから、一応知らせただけなのよ。だから何もしないで」と言われてしまった。
伯母はむしろ、施設まで会いに行けないからと、母の近況を知りたがり、私のことを案じてくれた。
伯父は大往生と言っていい年齢なので、お別れまでに心を整えるための十分な準備期間があったのかもしれない。
伯母の口調には、自然な流れで節目を迎えたという感じがあった。
とはいえこう……お世話になった上に、何のご挨拶もお礼もはなむけもできないと、自分がとんだ不義理者のように思うのだな、と知った。
遠くからでも伯父に手を合わせ、これまでのお礼を心の中で伝えればそれでいい……とわかっていても、何となく心が落ち着かない。
父の葬儀のとき、皆さん、お花を供えてくださることで、ご自分の気持ちに区切りをつけていたのかな……と、逆の立場になってようやく理解できたように思う。
とはいえ、伯母の、めんどくさいことはもう全部要らんねん! という遺族としての気持ちも死ぬほどわかるので、自身も高齢な伯母が、息子たちの力を借りて、つつがなくお弔いを終えられますように、と祈るばかりである。
またしばらくたった頃に、美味しいお菓子でも添えてお手紙を書こう。
夜に、いつもの客人がやってきた。
猫たちは、新入り猫以外はもうみんな慣れっこだ。
たくさん甘えて楽しそうである。ありがたい。
夜は、秘蔵していたマグロに少し他のお刺身を足して、手巻き寿司にした。
猫たちも少しだけお相伴した。
家の中に他の人がいる感じが新鮮だな~、と思いながら、客人が寝たあと、少しだけ仕事。
書き続ければ、いつかは終わる。その繰り返し。
いいなと思ったら応援しよう!
