ちょいちょい書くかもしれない日記(宴の始末)
いつもどおり起床して、猫たちの世話をして、それから早めに帰る客人のためのサンドイッチを作った。
昨夜のローストチキンの残りの身を全部むしってほぐし、クランベリーソース、詰め物のりんご、生ハムの残りと共においしいサンドイッチを作るのである。
骨は鍋でぐらぐら煮て、スープを作った。
いつもはタマネギ、人参、ジャガイモを入れるが、ジャガイモはお腹にたまりすぎるとの声を受けて、今年は大きな蕪を入れた。
あとは、ぽきぽきと短く折ったスパゲティを入れて、一晩おいておく。
スープを吸ってふやけたスパゲティは最高の具材となってくれる。
クリスマスディナー翌日の嬉しい副産物で、むしろこれを楽しみに鶏を焼く感すらある。
スープも、やわらかく煮えた蕪がとても美味しかった。
ジャガイモはガレットにもするので、これからスープには蕪を入れようと思う。
たくさん可愛がってもらい、遊んでもらった猫たちは、客人が夕方に帰ったあとは死屍累々と呼びたい感じで寝ている。
今夜はぐっすり朝まで寝てくれるとありがたい。
私も、いい気分転換になったけれど、同時にとても疲れた。
明日は少しゆっくりしよう。
そういえば、駅前のデパートでクリスマス抽選会をやっており、レシート3000円分で一回引けて外れ無し、などとうたっていた。
特に興味はなかったし、そんなに買い物もしないし……と思っていたのに、帰り際、見知らぬご夫婦に、「私たちあんな行列に並ぶほど元気がないから、これ、どうぞ。当たりますように」とレシートを差し出されてしまった。
こういうとき、私は「や、結構です」とは言いかねるタイプだ。
ありがたくいただき、列に並んでみた。
まあ、はずれがないというのは、最悪でもポケットティッシュをくれてやろう、という意味だったのはご愛敬だが、それにしても待機列がどうかしているくらい長かった。
壁サーか、と呟いてしまうほどに。
タブレットで簡略に、まとめて抽選しているにもかかわらず、列が進まないのだ。
何故こんなことに? と思ったら、どうも「百貨店の公式アプリアイコンを見せたら1回追加」「ラインで公式アカウントをお友達登録したら1回追加クーポン進呈」「WESPOアプリでクーポンをゲットしたら2回追加」などというしち面倒くさい特典を打ち出し、いちいちそれをひとりずつ確認しているからだとわかった。
そら時間かかるわ! アホちゃう?
スマホの扱いに慣れていない高齢者が多ければ、大惨事になるに決まっている。
レシートとクレジットカード使用明細書を取り違え、どっちにしても支払いが確認できるのだから使えるはずだと粘っている人たちも何人か見かけた。
何につけてもすばらしく要領が悪い。
しかも、この感染症が流行りがちの季節、長時間、つめろつめろと前後の人と限りなく近い場所で長時間行列させるのも如何なものかと思う。
何だかなあと思いながら、100円券とポケットティッシュを6つほどバッグにねじ込んで帰宅した。
ポケットティッシュは鼻セレブだったので、わりと嬉しい。
春の花粉症の季節になったら活躍してもらおうと思う。