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ちょいちょい書くかもしれない日記(お盆明け)

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日々の備忘録代わりな日記ですが、暇つぶしに楽しんでいただけていたら嬉しいです。(前文終わり)

お盆が明けて、銀行巡り、役所巡りの日々がまた戻ってきた。
体調を考えて、1日1~2カ所と決めているので、進みが遅い。
何かを解約しようとすると、たいていそれを阻む条項が発覚し、それをまず解決するためにあそことあそこに行って、この書類を揃えて、その書類を別のところに提出して……と、ドミノ倒しのようにやることが増えていく。
すっかり慣れてしまったが、かれこれ1年、ずっとすごろくか人生ゲームの駒になった心持ちだ。
そのうち、弟と母の実印を貰うターンがまた訪れるので、早く母の施設の面会が可能になるといいのだが。
それにしても、銀行も保険も、まだまだ紙の仕事だな、と思う。
本人ならばネットでも手続きができることが多いが、両親の代理人だとそうはいかない。
せっかく私が独身で、両親と同じ戸籍にいるのだから、同居ならば話はもっとスムーズだったはずなのだが、筋向かいでも別居は別居。
ぐぬぬ……と悔しがりながら、淡々と今日もやるのである。

先日、猫に嘔吐されたバスケットシューズは、洗濯機に放り込み、生乾き臭を恐れたがゆえに乾燥まで一気にやってしまったので、さすがに少し縮んだようだ。
しかし、問題なく履ける。
たぶん履いているうちに、少しは延びるだろう。
コンバースのこのバスケットシューズ、愛用の決め手はサイドにファスナーがついていることだ。
これがあるだけで、ずいぶん着脱が簡単になる。
以前は、マジックテープを全面に張ったフラップでガバッと開閉するタイプのものを使っていて、あれはもう最高だった。
まあ、有り体にいえば介護シューズのフォーマットなのだが、楽なものは楽なのだ。コンバースには、どんどんあの手のアイテムを導入してほしいと心底願っている。
そして、今のファスナーつきバスケットシューズはカーキ色で、サイドに小さな金色の星型スタッズがついている。
これがいい。とてもいい。
往年の人民帽を思い出す。
中国という国そのものではなく、昭和の時代、キッチュな中国雑貨を売っていた、大中という店を思い出すのだ。
人民帽、小さな茶器、カンフーシューズ、刺繍を施した、絹布のうちわ。
可愛いんだか何だかわからないパンダのグッズもたくさんあった。
私は当時、YMOのユキヒロさんに憧れて、彼が被っていた人民帽を大中で買った。
お下げ髪だったので、異様に似合った。
高校くらいまで愛用していたっけなあ……と、なんとも懐かしくて、その郷愁が、今のバスケットシューズへの愛着に繋がっている気がする。
もう、教授もユキヒロさんもいない世界で生きているのだと思うと、不思議な感じだ。


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椹野道流
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