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ちょいちょい書くかもしれない日記(作戦会議)

こんどこそ、病院に医療スタッフ、家族(私)、施設スタッフが揃い、母の退院、そして退院後のケアについての作戦会議が開かれた。
母が「リハビリ……リハビリは大したことはしてないけど、ひとり若い男の人がいてね」と何故かひとりだけについて以前言及していたのだが、理由はすぐにわかった。
なんかこうSKY-HIGH系と言えばわかりやすいだろうか。
むしろケーシーが絶妙に似合わないほどかっこいい理学療法士兄さんが登場した。
術後のリハビリは予想よりは順調だが、あらゆる動作に見守り、必要に応じてそれなりの介助が必要であるとのこと。
立ち上がりは、身体を支えるべく掴む場所を指示しないと、本人判断は不可能で危ない。
歩行器で多少歩くことはできる。
ただ、人工関節が脱臼しやすい動きについて、本人が留意できないのでそこがいちばんの懸念と聞いて、たちまち眉が曇る施設ケアマネ氏と私。
嫌な予感しかしないぞ。
次に担当看護師から、母の現状についての報告。
認知症の進行は、評価的には認められないが、印象的には意欲の低下を感じる。でもそれは、高齢の入院患者にたいてい起こることだそう。
日常動作はまあまあ介助が必要なことも多いけれど、取り立てて語るほどの事項はないそう。
夜はたまにベッドで身を起こす程度で、下りて歩こうとはしない……と聞いて、顔を見合わせるケアマネ氏と私。
どうも母、病院では持ち前の外面の良さが未だ発揮され、かなりよい子を通している模様。
「歩こうとしない」は真に受けたらあかんな……と、我等は視線で言い合った。
たぶん施設に戻ったら、母は立って歩こうとする。このカシオミニをかけてもいい。
娘はそんな心持ちである。
ケアマネさんと、同席していた施設長さんも同じ印象だったらしい。
ベッド上での起き上がりを検知するマットの導入を、施設側では検討してくれるそうだ。まことにありがたい。
とにかく、考えるべきこと、用意するべきものがわかったので、有意義な集いだった。
入院費の概算も聞いてきた。なかなかである。なかなか。
あと、「あの、あまり食べたがらないからしばらくいいって言ったんですけど、やっぱりお菓子、あったほうがいいです! おせんべいとかもバリバリ召し上がるので……」と帰り際にケアマネさんに言われた。
退院日が決まったら、阪神百貨店と阪急百貨店を巡って、バラ菓子の美味しいやつを探してこよう。腕が鳴るぜ。

午後からは、市役所や銀行巡りの用事をぎゅぎゅっと詰めた。
用事以前の、手続きに必要なものと、手順を聞いて回るという作業も多かったが、とにかく有意義な情報を得た。
夕方、帰宅したらもうグッタリ疲れていて、やはり今夜も仕事は無理そう。
午後に得た情報を、せめて簡潔にまとめておこう。近い将来の私のために。

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椹野道流
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