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ちょいちょい書くかもしれない日記(夜明け)

うんと早起きして、猛烈に適当な服を来て車に乗り込み、山を下りた。
拙著の新聞広告が関西版の朝刊に載るというので、さすがにそれはゲットしようと思ったのだ。
ちょうど空は白々明け。
山の夏のいいところは、湿度は高いけれど朝夕はひんやりと涼しいことだったのに、ここ数年はそんなことはない。
湿度は高く、気温も高い。最悪だ。
私がカビなら嬉しいかもしれないが、一応は人類なのでまったく嬉しくない。
駅前の駐車場に車を停めて、最寄りのコンビニへ行った。
山よりはるかに暑い。
ごめん、やっぱちょっとくらいは涼しかったわ、我が町。
早朝に活動を開始している人たちが、こんなにたくさんいるんだ……と、早起きするたびに毎度驚く。
新聞と、ついでにフリーズドライのお吸い物を買った。
でっかいお麩を貰ったので、浮かべて食べてみたい。
忘れず底に穴を空けてから使えと、お麩の袋に書いてある。
でないと、なかなか汁が染みないんだろうな。
拳くらい大きなお麩だから、汁気は多めにしたほうがよさそう。
実家が消滅して以来、新聞はまったく読まなくなったのだけれど(私自身は取っていないので)、自分の本が広告に掲載されていると、それはやはりありがたく嬉しいものだ。
車の中で、買った新聞を広げて広告を眺め、しばしニヤニヤした。

今日も学校へ行く。
9月いっぱい学校デスマなので、体力を上手く配分していかねば。
というか、体力より何より、板書で首筋と肩と背中がバキバキに凝り固まって、とても痛い。
せっせと肩を回してみるけれど、追いつかない感じ。
ホットパックをして、ロキソニン湿布を小さく切ってあちこちに貼ってみた。
学校へ行くまでに、全部忘れず剥がさねばならないという、謎のスリルが生まれた。

今日、仕事をする学校は、私自身は相当長く勤めているのが、常勤の先生方がコロコロ替わる。
まあ、そういう職場なのだろうなと察する。
講義中、担任が後ろの方でさんざんゴソゴソした挙げ句、「なんかコードが見つからないんで、今日はマイクなしです!」と元気に告げていった。
新型コロナの置き土産のひとつ、しつこい咳のせいであまり声を張れないので、マイクだけは用意しておいてくださいとお願いしておいたのだが。
大丈夫だと思うことでも、事前にチェックしておく必要性を改めて感じる。
無駄に大きな声を出す羽目になったので、喉はガスガスだ。
ないならないで何とかなるけれど、その何とかはこっちの「無理」という持ち出しなのである。
来年の契約については、慎重に考えるとしよう。
そろそろ人生、やりたくない&お金にならないという二重苦の仕事から整理整頓していくフェーズに入った気がしている。

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椹野道流
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