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小学校1年生の頃

さて、新しいモノに身を包み
私の小学校生活が始まりました。
最初は周りの子達も私と同じく
緊張している様子でしたが
一週間もすると皆、
学校にも慣れ、仲良しグループが出来たり
同じ幼稚園の子同志で
グループになるなどしていきました。

でも私は幼稚園も途中で辞めてしまっていたし
知ってる子が一人もいないので
なかなか周りに馴染む事が出来ず、
休み時間になると三学年上の
兄の教室を訪ねたりしていました。

そして学校に行くのが嫌になり始め
朝になると、お腹が痛いとか吐き気がするなどと言っては母親を困らせていました。
私の登校拒否理由はやがて
給食や授業に移り、母親同伴での登校が始まりました。
そんなある日、私は水疱瘡にかかり、
私は思わぬ休みが手にはいり、
ホッと一息ついたのです。
今考えるとそれは母も同じだったかも知れません。
来る日も来る日もごねられて、母も嫌気が刺していたことでしょう。
それでも毎日、一緒に学校に通い、給食時間まで付き添ってくれた母。
親になった今、どれだけ大変な事だったか、
身に染み、改めて感謝の気持ちです。

やがて水疱瘡が治り登校できるようになったのですが、その頃には子供ながらに
そろそろ行かないとヤバいと思ったのか
その後はイヤイヤながら
毎日学校に行くようになりました。

しかし小学3年生で転校するまで
私は引っ込み思案で、泣き虫な女の子だったのです。

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