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「香害を知らせる猫」ステッカー

電車では防毒マスク必須に・・・

私は以前から人工的な香料のニオイが嫌いで、強いニオイに触れると体調にも影響を感じることがありましたが、特に数年前から、非常に嫌なニオイに遭遇する頻度が極端に上がってきました。
以前は、電車内で嫌なニオイに遭遇したら、隣の車両に逃げれば大抵は大丈夫でした。しかし数年前からは、どの車両に移動しても強い香りの人に遭遇するか、そうでなくても沢山の香料臭が混じり合った混沌としたニオイが車両に充満していて、吐き気がして耐えられないほどになりました。
大手洗剤メーカーによる香り付き柔軟剤や「抗菌・消臭」洗剤の競争が極端にエスカレートしてきた結果だと思っています。
そこで今の私は、電車に乗る時は防毒マスクを使用するようになっています。

「周囲の目」にどう対処するか・・・

私と同じように防毒マスクをして電車に乗ってくる人に、私自身はまだ出会ったことがありませんが、SNSを通じて知り合うことができた複数の方々は化学物質過敏症を発症していて、やはり防毒マスクをしないと電車に乗れないとのことです。
あるいは、電車に乗りたくても、防毒マスクをつけて乗ることは周囲から奇異の目で見られるのが恐ろしくて出来ないという方もいらっしゃいます。
確かに、周囲の乗客から見れば、防毒マスクを付けている人が乗ってきた時、何か危険な人物かもと警戒するかもしれません。または、ウイルスなどを過剰に恐れているのだろうと誤解する人もいるかも。
実際に、防毒マスク着用で乗っていた人を隠し撮りしてSNSに晒し、ウイルスへの過剰防衛だろうと勝手に推察した上で揶揄する投稿を何度も見ました。
そんなわけで実際私も、最初はどうしようかなと思いました。しかし事情により電車には乗る必要があるし、それで体調不良になることも何としても避けなければならない・・・そのためにどうしても防毒マスクが必要でした。

気づきと理解を促すステッカー

そこで、防毒マスクを着けて電車に乗っている理由が「香害」への対策だということが一目でわかるステッカーを、カバンや衣服などに貼って出かけるようにしよう、と考えました。これにより、私が何も危険な者ではないことを周囲の人にわかってもらうことが可能になります。
それと同時に、これほど香害に困っている者がいるのだということが伝われば、香害という問題について関心を持って、調べてくれる人もいるかもしれない。
というわけで、「香害を知らせる猫」ステッカー図案を作成しました。

ステッカー画像の配布

私と同じように香害に困っている人が防毒マスクを着けて出歩く場合や、香害について周知したいときに使っていただけるため、ステッカー図案の画像をここでお配りします。
ダウンロードしてシール用紙などにプリントすればステッカーとして利用できます。
表示している文言にいくつかのバージョンがありますので、以下に順次紹介します。

こんな感じのステッカー画像です


「香害」の文字を真ん中に表示、下部には「柔軟剤や抗菌洗剤の香りがつらいのです」という文。私の中では基本のバージョンです。

次に、香りよりむしろ「化学成分」の問題を訴えたい方のリクエストに応じた版。

「香害」を強調したくないという要望に応えた版も作りました。

SUZURIでの完成品販売

プリントして切り抜くなどの手間なしに完成品を手にしていただくこともできるよう、ステッカー及び缶バッジをSUZURIにて販売しています。
販売といっても私の利益はゼロに設定しており、SUZURIでの最低価格で購入していただけます。こちらでは黒猫バージョンも用意しています。


おすすめは缶バッジの大サイズ。艶のある仕上がりで目につきやすく、丈夫で長持ちします。

缶バッジの出来が良いです。黒猫バージョンもあり。

追記:「奇異の目」は実際そうでもない

さて、実際に防毒マスクを着け、このステッカーをカバンに貼り付けて電車に乗ってみたところ、予想したよりも私の方に向く目が少ないので、むしろ拍子抜けな気分でした。
多くの人がスマホに集中していて、周りを見ていないのです。今はそういう時代なんですね・・・
もちろん、時にはこのステッカーに目を落としてくれる方もいます。中には、何度かうなずくような仕草を見せてくれた方も。

そんなわけで、いま香害に困っている、苦しんでいる「同志」の方々にも、このステッカーは活用していただけています。
防毒マスク使用時に限らず、周囲の人の気づきと理解を少しでも促すためにお役に立てればと思います。
こんなものが必要なくなる日が来ることを、心の底から祈りつつ・・・

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