日常生活自立支援事業の金銭管理サービスを利用して感じたこと

私は、アスペルガー症候群(自閉症スペクトラム)という発達障害と、統合失調症という精神障害を持つ障害者です。

私は、得意なことと不得意なことの差が激しく、私には、他人よりも上手くできることもあるのですが、人並みにできないことも多々あります。

得意なことは、文章を書いて自分の考えを発表することです。ツイッターなどもやっています。

不得意なことは金銭管理です。どのくらい不得意かというと、給料日の3日前には所持金がなくなり、家で白米だけ食べるようなことを毎月のように繰り返していたくらい不得意です。欲しいものがあると、その月の給料日までの残りの日数と所持金の残金などを考慮することなく、買ってしまっていたというのが、お金に困っていた主な原因だと思います。

そんな私が変わったのは、日常生活自立支援事業の金銭管理サービスを利用するようになってからです。私が金銭管理サービスを利用するようになったのは、生活保護を申請して、保護費の受給を受けるに当たり、金銭管理サービスも受けた方が良いと、生活保護担当の係員に勧められたからです。

それまでにも、金銭管理サービスの利用を、生活支援員さんにお勧めされてはいたものの、通帳を社会福祉協議会に預けることになるため、抵抗があり、金銭管理サービスを利用せずにいました。金銭管理サービスを利用しない間、やはりお金に困った日々を送っており、悩んでいました。

そこへ、生活保護申請の機会がやってきて、生活保護を受けるのなら、ついでに金銭管理サービスも受けた方が良いかなと思って、社会福祉協議会に金銭管理サービスの申し込みをしました。

実際に金銭管理サービスを受けてみると、お金が通帳に貯まっていくので、驚きました。給料日前なのに、数万円も口座にお金が残っていたのです。私がお金を管理していたときには、あり得ないことでした。通帳を社会福祉協議会に預けて、日常生活自立支援事業の金銭管理サービスを利用して、本当に良かったです。

通帳を預け、金銭管理されることに対して、自由を失うのではないかという心配がありましたが、無駄遣いが減って、お金が貯まるようになると、今まで自由だと思ってお金を遣っていたことが、実は気まぐれな無駄遣いだったことに気づきました。そして、本当に必要な支出には、きちんとお金を出金してくれるので、困ることはありませんでした。

私は、2021年12月27日現在、生活保護を受給しています。しかし、私は、起業して、自分で商売を始めることを考えています。私のアスペルガー症候群という障害の特性が活きるような仕事を見つけて、仕事を組み立て、実際にサービスをお客様に提供して、報酬を得られるようになるようにすることが今の課題です。商売が軌道に乗り、生活保護を抜けることになっても、日常生活自立支援事業の金銭管理サービスは続けようと思っています。その方が、自分の経済が安定するからです。

私は、自分で商売を始めるという夢に向かって、前進を続けます。その前進ができるのも、今日、経済が安定しているからです。私は、経済の安定を図ることは苦手ですので、金銭管理サービスを利用して苦手を補おうと考えています。

発達障害は、得意不得意がはっきり分かれる傾向があります。金銭管理が苦手なら、金銭管理サービスを利用して、金銭管理できる人に助けてもらうのも1つの問題解決方法です。私のように、発達障害があり、金銭管理が苦手で、給料日前にはお金が残っていなくて毎月困っている、というような人は、社会福祉協議会の日常生活自立支援事業の金銭管理サービスを利用するのも1つの手かもしれません。お勧めします!

今日も、私の記事を読んでくださり、ありがとうございました。発達障害の当事者、精神障害の当事者として、当事者ならではの記事を、これからも投稿することがあると思いますので、お楽しみに!

ではまた。

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