国家への破壊活動はその国にとって悪である

私は、世界平和を実現するために、世界を1つの統一国家にまとめたいと考えています。しかし、それには、大きな問題があります。

どの国にとっても、自国を崩壊させるようなことは、その国民には行って欲しくないということです。

ですから、複数ある国々を1つの国にまとめようとしても、おのおのの国が抵抗するはずなのです。その国の国内の国民が、自国を解体して、統一国家に編成しようとする動きを見せたら、その国は、そういう人物を犯罪者として逮捕し、拘禁するのではないでしょうか。

では、世界平和を実現するために、世界を1つの統一国家にまとめることは、諦めるべきなのでしょうか?いいえ、決してそうではありません。

どの国でも、法律は立法府が作ります。日本で言えば国会です。独裁政治を行っている国では、独裁者が法律を作るのかもしれませんが、それは良く分かりません。

そして、立法府を運営するのも国民です。それなら、全ての国民が、自国を解体して、統一国家に編成しようとすれば、そういう動きを違法とする法律を変えて、合法にすることができるのです。それどころか、自国を解体して、統一国家に編成するという法律を作ることさえできてしまいます。

では、全国民が、自国を解体して、統一国家に編成する意思を固めるためには、どうすれば良いでしょうか?

それは、世界に、全世界の全ての人から尊敬され、慕われ、憧れられ、真似されるような立派な人物が出現すれば良いのです。この人物は、全世界の全ての人から尊敬されているので、この人物が、世界から国境を取り払い、1つの統一国家を樹立しようと、全世界の全ての人に提案すれば、この人の言うことなら、と、全世界の全ての人が、統一国家の樹立に賛成するようになるのです。

ある国家の国民は、全世界の全ての人に含まれるので、このとき、その国の国民は、全員、自国を解体して、統一国家に編成する意思を固めています。その結果、その国で、自国を解体して、統一国家に編成することを推進する法律が制定されて、その国が統一国家の一部となる運びとなるのです。

全ては、人の心で決まります。国も人の集まりですから、構成員全員に共通する価値観があれば、その価値観を反映した政策を政府は実行することができるのです。

ある国家が、自らの解体と、統一国家への編入を望むことがあり得るのか?答えは、あり得る、です。

普通考えると、自国を解体しようとする動きは、国家にとって悪なのですが、国家も人の集団であるということに着目すると、その全国民が共通して、自国の解体と統一国家への編入を望めば、自国を解体して統一国家に編成する考えは合法となるのです。

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