15.最後のかりもの



昔の先生のお話しに、、、

『人が亡くなった後も、一つだけ「かりもの」が残っている。
それは「骨」や。その「骨」は残された家族のために借りているものや。
悲しみを慰めるために、いつまでも繋がれるようにと、
「骨」だけは残して下さっているのや。
その「最後のかりもの」にお礼を申し上げに行く場所が「お墓」や。
お墓参りをおろそかにする家が、だんだん立ち行かなく成るのは、
「骨の理(立つ理)」をおろそかにするからや。』


と、お墓参りは「最後のかりもの」への、
「感謝参り」であることを教えて下さいました。

「骨」は「立つ理」とも教えて頂き、
「先祖を立てる」ことは運命を立て直す大きな力となり、
感謝参りをするほど子孫の精神が根底から勇み立ち、
運命が立て変わることを教えて頂きます。

また、「骨」は「補根(ほね)」とも教えられ、、、
親々・先祖と心を繋ぐことは、
運命の「根を補う」ことにもなる
と教えて頂きます。

さらに「合掌の手」は「骨を天に立てる手」とも教えて頂き、、、
お墓参りに行けなくても、
日々、先祖(みたま様)を思い、感謝の手を立てることで、
運命の骨組みが立て直されていくことを思い出して・・・

今日は、最後のかりものに手を合わせて、
「根を補う(補根)」一日にしたいですね。


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