山女魚の踊り食い(魚籠屋:高崎市)
単身赴任先である高崎市にあるお店を検索していたところ、絶メシリストという高崎の絶品を紹介しているサイトがあり、そこで見つけたお店が魚籠屋(びくや)。
藁葺き屋根の古民家で営んでいるこちらのお店は、渋川伊香保ICから車で約1時間ほどのところの山間の一角にあるお店です。
まずは入口手前にあるノートに名前を書いて車に乗って待つこととします。
一応ナンバーと車種を書いておけば店員さんが読んでくれるシステムにはなっているようですが、開店前にはみんな入口前に集結してくるので、そのシステムは発動しなそうな雰囲気でした。
さて、ようやく入店となります。
まずは呼ばれた順に席に案内されます。
私も6組目で呼ばれて、奥の間に通されました。
入店直後から感じる煙たさは、入口手前にある囲炉裏で山女魚や岩魚を焼いてるので、店全体がスモーキー空間になっております。
ちなみにこの魚籠という漢字、まぁ読めないですよね。
「びく」というのですが、釣った魚を入れる籠のことを魚籠というそうです。川魚を釣っている人たちが腰に吊るしている感じのやつですかね。
本当は囲炉裏を目の前にして食べたかったのですが仕方ありません。店員さんのお気遣いを無下にはできません。
早速着席して、しばらくメニューを眺めます。
今回は岩魚山椒味噌焼定食と、岩魚塩焼き、山女魚踊り食い、この3つを注文いたしました。
で、このお店、とにかく待ちます。時間がない方は諦めた方がいいです。
着席から注文するまで約30分ほど。
注文から料理が出てくるまでに最初のオーダー(山女魚踊り食い)が出てくるまでに約1時間。
その後は10分後くらいにそれぞれ定食と塩焼きが登場。
途中、サービスで山女魚の頭部を唐揚げにしたのが5尾出てきました。
この山女魚の踊り食い、頭側を3センチほど噛むと、尻尾がブルん!って震えるんです。それだけ活きが良いという証拠。時間が立つとその動きも穏やかになってしまうので、やはり早めに頂きたいところです。
お酢につけることで中の骨がやわらかくなり、旨味も引き締まって甘みが増します。味わえば味わうほど旨さを感じる、新しい触感といい、とても楽しめるお魚でした!
これだけ魚尽くしなのは人生初かもしれません。とにかく全てが美味かった!川魚料理なんてなかなか食べることができないからね。
まぁ正直これだけ頼むと、後半はちょっとしょっぱく感じてきちゃって、段々スローダウン気味ではあったのですが、とにかく味もさることながらお店の雰囲気にも煽られ、高揚した気分でメシを食うのは最高であることを実感したのであります。
こんなん書いてるとまた行きたくなってきた。
次は刺し身を食ってみたいな。
それではまた!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?