この大きさを、伝えたい(ノコギリガザミ)
5月6日、ゴールデンウィーク最終日に大きなノコギリガザミを捕まえたとご連絡いただき、その後、そのノコギリガザミを捕まえた佐伯市にすむ高校生の髙橋大翔さんから寄贈していただきました!!
甲羅の幅は19.3cm、脚を延ばすと横幅50cm程度にもなり、体重は1.7kgもありました。佐伯市ではここまで大きく成長したノコギリガザミは滅多に見られません。当館では甲羅の幅が15cmくらいのものを見つければ「大きいな!」って感じです(@0@)
これは皆さんに見ていただきたいと展示準備を進め、展示開始!!したのもつかの間・・・。なんと展示1時間ほどで展示終了・・・。急死してしまいました。当館史上最短の展示でした。汽水性の大型カニ類は脱皮に失敗して死んでしまうことはあっても、脱皮前後でなければ早々死ぬことはなかったため、自分自身驚きと無念さで沈んでしまいました。大翔さんすいません。
ですが、せっかく寄贈していただいたこのカッコいいノコギリガザミを見ていただこうと、標本として展示することに!!昨年から展示しているノコギリガザミと並べてご覧いただけます。大きさの違いが一目瞭然です(^^;)デカイ…
ノコギリガザミは似た種が3種いますが、すべての脚に網目模様がしっかり出ていることからアミメノコギリガザミという種で、沖縄などの暖かい地域では、甲羅の幅が20cmを超えるそうですので、標本のノコギリガザミももう一段階大きくなると考えられます。いつかそんな大きなノコギリガザミに出会ってみたいです。そして、今度こそ展示につなげられればと思います(^^)
<番匠おさかな館 宮島>