
私は世界
現象の分割は言葉によってなされ
分割された(と思い込んでいる)ある一部を切り離そうとすることが抵抗
あるいは、分割されたものと合体(所有)したいと思うことが欲望
分割されている個別の実体があるとする思い込みに加え
さらにそれを排除したり、それと合体したいという衝動は、心の自作自演、いわゆるマッチポンプ(みずからマッチで火をつけて自らがポンプで火消しをする)
はっきり言えば記憶(思考)による幻想の運動なのだが
なぜか人類はこれを疲れずにずーっとやっている
幻想の運動に付き合わされる自然は、徐々に破壊が進み、当然ながら自然の一部である人類自身も破壊が進んでいるにも関わらず
いったいいつまでこの不毛な自作自演にエネルギーを使い続けるのだろう?
人類を「人間」に置き換えても良いし
「自分」と置き換えてもよい
というか、むしろこれが核心
自分の心の中で
排除したいもの
ネガティブな気持ち、貧困、負け、嫌いな人間、病気 etc
所有したいもの
幸せ、お金、成功、充実した気分、好きな人、健康 etc
排除したいものとの永遠の戦い
所有したいものを引き寄せようとする永遠の努力
これも自作自演のマッチポンプ
この心の現れが世界で起きていること
私は世界
世界は私
と、J.クリシュナムルテイは教えてくれる