「地下鉄戦国絵巻」聖地巡礼①
ワタシが尊敬する鉄ヲタ・古今亭駒治師匠の作品に「地下鉄戦国絵巻」という新作がございます。東京都交通局対東京メトロの仁義なき戦いを描いた傑作です。そこに登場する「都営の仲間」巡りをしてきました。
この日は夜に亀有で春風亭昇太師匠の落語会がありました。亀有まで行くんだったらそれまでの時間と経路でたっぷり鉄分補給しよう! と、小田急+東京メトロフリーきっぷ&都営交通1日フリーきっぷを手に、新宿駅から巡礼をスタート。
都営大江戸線
「迷宮」と名高い(?)大江戸線。まずは新宿から飯田橋へ向かいます。下りエスカレーターで地下深く潜ります。ホント深いなー遠いなーJRや小田急と同じ「新宿駅」と名乗っていいのかなー。
「何度乗っても都庁前についてしまう」大江戸線の迷宮。「上京物語」では「石原○太郎元知事の呪い」と言われてましたっけ(笑)
都庁前駅の行先方面案内。新宿から飯田橋へはいったん都庁前で電車を乗り換えます。慣れない人は方面をいちいち確認しないと不安でたまりませんね。なるほど迷宮、めんどくさい(笑)
車内広告を挟むプラスチック部分に、都営交通のスローガンを発見。
「安全で 明るく さわやか 未来をめざす都営交通」
都営の駅って、どっかこうちょっと……メトロに比べて薄暗いカンジしますよね。灯りのせいなのかな、醸し出す雰囲気かな、ワタシの偏見かな(笑)
都電荒川線(東京さくらトラム)
飯田橋で東西線に乗り換え(東西線は東京メトロ一家なので割愛)、早稲田へ。東西線から都電荒川線が遠いよ~。案内もないしわかりにくいよ~いやいやこれが都営クオリティ! 迷子になりながらも都電荒川線早稲田停留場に到着。
「東京さくらトラム」って表示、小さくないかい(笑)愛称付けてけてあげたなら、もっと胸張ってアピールしてもいいんでないかい?
かわゆいねー都電ちゃん。仲間に「足引っ張り」と言われても(「地下鉄戦国絵巻」)、副都心線や千代田線や南北線に小突かれても(妄想)、きっと都電ちゃんはがんばっているのよー。小さい子は応援したくなるじゃありませんか! それが人情ってもんじゃありませんか!
中吊り広告は「おいでよ! あらかわ」たった一言のみ。詳しい説明は要らないらしい。週刊誌の、あの文字だらけの毒々しい中吊りなんかよりよっぽど潔い広告(笑)
庚申塚停留場で降りまーす。あらためて見ると、都電ちゃんってすごいトコ走ってるね。マンションが結構ぎりぎりまで建ってるよ。まさに都会のガラパゴス、都電荒川線。 <つづく>
【2020年11月撮影、2021年2月2日13:10修正】
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