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マーヴェラス・コウゲイ

観光特産士のお勉強、工芸シリーズです。タイトルが思いつく限りがんばります(笑)

参考にしたサイトをそれぞれ貼り付けておきました。特産品の地元の自治体や協会のページと、KOGEI JAPAN(頼りにしています!)のページです。

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大内塗(山口県山口市)

室町時代、山口を本拠とした大内氏が、都から職人を呼んで作らせたのが始まり。時の偉い人が腕の良いお職人さんを呼んで、金に糸目をつけずすっげえ物作らせちゃうパターン。いやそのおかげで、現代の私たちも芸術品を愛でることができているのです。芸術品や芸術家を守るのも、偉い人の仕事です。聞いてるかー、今どきの偉い人たちー。

お皿などの器はもちろんですが、大内塗は特にお人形が有名なのだそうです。丸っこくてかわゆい大内人形(大内雛)。フォルムといいおめめといい、インパクトありますねー。模様も豪華で美しい!

飛騨春慶塗(岐阜県高山市)

自然の木目を活かした漆器。透明感のある漆は「透漆(すきうるし)」(生漆から水分を取り除いて、透明度を高めた漆)を使っているのだそうです。
漆から水分取っちゃったら、もちゃっとしちゃいそうなんですけどね(浅はかな素人考え)。透明感が出るんですねー、不思議だなー。

飛騨春慶塗の製造元サイトを貼っておきます。雑貨やアクセサリーもありますよ。ピアスのモダンでステキなこと! ボールペンと焼酎カップもかっこよくて気になります!

出石焼(兵庫県豊岡市)

白は引力~! まさにホワイト・オヴ・ホワイト。なんてノーブルな白磁なのでしょう。

「柿谷陶石」という原石を使うことで、この白が出せるんだそうです。柿谷陶石が採れる「柿谷鉱山」について、公益財団法人但馬ふるさとづくり協会さんのサイトで詳しく紹介されていますので、ご一読を。

https://www.tajima.or.jp/furusato/159016/

えー、このゴツゴツしたとこから、こんな真っ白い磁器ができるんだー! と感心感動すること請け合いです。

大谷焼(徳島県鳴門市)

赤褐色や炭黒のボディが、四国の大地を感じさせる「大谷焼」。鉄分が多く含まれる土で作るので、ざらりとした素朴な風合いになるそうです。なるほど、赤褐色は鉄由来なのかしら。どこかワイルドで、どこかあたたかい。

特徴的な工程が「寝ろくろ」。大型の陶器を成形するときに用いる技法です。職人さん二人一組になり、一人が寝転がってろくろを蹴り回す(言い方)、もう一人が成形するという、なんともアクロバティックな技。陶芸界のスカイラブハリケーンですな(わかる人だけわかってください)。




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