18きっぷひとり旅・福島飯坂温泉①感動！黒磯駅のグルメＭＡＰ

こんにちは、流浪の乗り鉄・みっちっちです。

今年１月上旬、福島県は飯坂温泉に行ってまいりました。
もちろん18きっぷフル活用です。東海道線～上野東京ライン～東北本線でひたすら北上する、片道６時間の各駅停車旅。
福島では連日、福島交通飯坂線、あぶくま急行線に乗り鉄分補給してきました。特にハプニングは起きませんでしたが（笑）そこもゆるくていい旅。
是非お付き合いくださいませ。

地元の駅を出たのは、夜も明けきらない午前６時。通勤する皆さんのお洋服のせいで車内が異様に黒い上野東京ラインに乗り、一路宇都宮へ。
「上野東京ライン」と聞いても、首都圏以外の人にはなんのこっちゃですよね。ＪＲ東海道線で都内へ行くには、路線の選択肢が２つありましてね。横浜～川崎～新橋～上野を通る「上野東京ライン」と、もうひとつ「湘南新宿ライン」ってカッコつけた名前の路線(失礼)がいるんですわ。そいつ（重ね重ね失礼)は途中横浜から横須賀線を使って、武蔵小杉とか大崎とか恵比寿とか渋谷とか、オシャレな方に行っちゃうんですよ。ワタシもいまだに横浜以北へ行くとき「この電車は川崎とか新橋とか行くんかい？」と指差し確認します。東海道線の駅で「この電車（湘南新宿ライン）って、上野通るのかしら？」って迷ってるご婦人、結構いらっしゃいます。ごめんなさい、通りません。上りは「横浜以北、山手線の東側を通るのが上野東京、西側を通るのが湘南新宿」です、ざっくりいうと。

新橋まで安定の激混みっぷりでしたが、上野駅で着席できました。おしりぽかぽか。このぽかぽかが眠気を誘う曲者なのですが。王子駅を通過し、右手に新幹線の高架が並びます。エラそうに、在来線の一段上を走りやがってー。

栗橋駅で乗客がざっと降りて行きました。この先、高い建物がほぼなくなり、電車が一番高いところを走って行きます。一面のグレーの世界。赤い停止信号がやたら明るく見えました。

野木駅で「駅前駐車場　１日350円」の看板を見つけ、地価に驚愕。
踏切の遮断機に、皮膚科の看板がついてる⁈広告付き遮断機⁈なるほど確かに、遮断機の前では絶対みんな立ち止まるから見るよな⁈アタマ良いな⁈

徒然なるままに観察していたら、あっという間に宇都宮到着。ここから４両編成の黒磯行に乗り継ぎます。学生さんで結構混んでますが、みんな基本のんき（笑）席に座ることにガツガツしていないんですね。折り返しの列車からのんきに下りてくる人をのんきに待ってる。とっても平和。のんきバンザイ。ふと見上げると、車内広告が「びゅうフォレスト喜連川」（ＪＲ東日本開発の温泉付き分譲宅地）一色でした。

ところで、宇都宮駅の英語でのアナウンス。女性の声なんですが、ちょっと艶っぽいんですよね（笑）語尾とか甘めでお色気を感じる。少なくともはきはきしたビジネス感はありません。好きですよ、艶っぽいの。どきどきしちゃう。

ギュウウィウィウィウィウィーーーーーーーーン、と力むようなモーター音を上げ、列車は出発。

そういえばワタシ、宇都宮以北に普通列車で行ったことってなかったかも。何年か前、18きっぷで日光へ行ったことがあるきり。宇都宮以遠へは新幹線を使っていたからなあ。初・普通電車で宇都宮以北。

ＪＲ黒磯駅到着。18きっぷですからね！いったん改札を出てお手洗い休憩を取ります。

改札付近でステキなものを見つけました。
駅員さん手づくりのご近所案内掲示板と、グルメガイドです。
すごい力作、熱量が素晴らしい！カラフルでかわいい絵もいっぱい！

「駅員オススメ！くろいそえき前の　うんめぇ～グルメＭＡＰ　Part２」
Ａ６、20ページ、両面簡易モノクロコピー、ホチキス留めのかわいい冊子です。駅員さんが実際に食べてらっしゃるご近所グルメを、１ページ１軒、イラスト入りで紹介しています。

……ワタシ、これを手に取って泣きました。うるうるしました。「がんばった！感動した！」って某元首相のように、駅員さんの健闘を称えたくなりました。過去形じゃないな、今振り返ってみても、その気持ちは変わらない。

と申しますのはワタシ、昔観光案内所で働いていたことがありまして。こういう「地元の人しか知らないようなグルメガイド」がいかに大事か、そしてそれを現場の人（駅員さん）が作ることがいかに大変か、察することはできるつもり……なのです。
これを作った駅員さんはきっと、休憩時間を利用して、自腹を切って外食するわけですよ。写真を撮ってお店の人にお話聞いて、絵を描いて文章書いて（これがまたおいしそうに表現してるんですわ）、印刷して製本して……。
どれだけの労力と時間をかけ、身銭を切ったことか。それを考えると、ちっちゃな冊子ではありますが、とても「はい見た（ポイ）」なんてできません。しっかり旅行記用のノートに挟んで、持って帰ってきました。

写真を撮りながら「次は絶対、黒磯駅で降りよう。そしてこの冊子に載ってるお店でごはんを食べよう……！」と心に誓いました。

車体横の行先表示が、緑の地に白地。東海道の民にとっては、ちょっと珍しい。（宇都宮から乗ってきた車両が折り返しで宇都宮行きになってました）

金太郎がいたので思わず撮影。桃太郎は東海道線でよく見るんだけど、金太郎は私的にレアなのです。色がかっこいいよねー強そう（笑）だよねー。

新白河行きの列車に乗って北上を続けます！

おっと、ここでなーんとなんと！　お時間でございます（講談風）
スミマセン、湘南新宿ラインの愚痴を書きすぎました（笑）
ではまた明日！