クジラ肉じゃないのに〝くじら餅〟
山形県新庄市・最上地区、青森県鰺ヶ沢町・浅虫温泉地域に伝わる郷土菓子「くじら餅」。まだお目にかかったことはございません。今回全国観光特産検定テキストで、初めてお名前を伺いました。
「鯨餅」「久持良餅」「久慈良餅」とも表記されるようです。あ、でも……クジラのお肉は入っていらっしゃらないんですね? あらまあ。
名前の由来は、ルックスがクジラ肉に似てるだとか、「久しく持ちの良い」お餅だからとか、諸説あるようです。当て字にしても、縁起のよさそうな漢字ですから、きっとハレの日に食べられていたんでしょうね。
なるほど山形では、旧暦の桃の節句に、お雛様にお供えするお菓子として愛されているそうです。
山形県のホームページに詳しく掲載されています。
https://www.pref.yamagata.jp/020026/kensei/joho/koho/mailmag/pride/kujiramoti.html
農林水産省のページでも紹介されています。
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/kujiramochi_yamagata.html
こちらは、山形県最上郡鮭川村の「くじら餅体験教室」の映像。
作るところを拝見すると勉強になるし、食べてみたくなりますね~(単純)
https://www.youtube.com/watch?v=iLw628Ht8d4&feature=emb_logo
地域の皆さんにとっては、くじら餅を食べると「春が来るなあ~」と感じられるのでしょうね!
未食(造語)なので、どんなお味か想像するしかないのですが……砂糖水が入って、味噌味や醤油味があるってことは、甘じょっぱい系のお餅なんですかねー。むきくるみも入ってるってことは、福島のゆべしみたいなカンジかしら?
銀座の山形アンテナショップに行ったら探してみます!
緊急事態宣言が明けるまで、待っててくじら餅!