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これ、ね。

このやり方を見ました。

毎年交代する担当者に引き継ぐ、数年来引継ぎの紙ファイルの束の大袋。

中をチラ見すると、ああ、10年前はまだまだ紙で保管の世界だったのね、と思わせる過去経緯の積み上げ。もう特にいらないけどでも私が勝手に捨てるのもどうか?というあれ。

これを、捨てた。ごっそり。

正確に言うと、捨てる決断をくだしてくれた人がいたんだけど。

英断です。

いろんなことがあった。

このことのすべてをゼロから始めたある「先生」の、この国にきて人生を掛けたプロジェクトの一部なんだ!血と汗の!、ということの影がちらちら見えて、え~捨てられない、なんて思っていた私。

捨てたね。コロナで壊滅的にメンバーが減った今。全員で目を軽く通して、捨てた。英断。

私と同年代だった先生。そう、もうその人はいない。先生はあっけなく亡くなった。病気は隠していた。息子さんが残された。同じ母として、そして海外でいつもぎりぎりで踏ん張る同志のような気持ちがあって、涙がたくさんあった。

でも、すべては卒業していった生徒の心に刻み込まれているからいいか。少なくとも私の心にはしっかり刻まれた。

彼女の後継者指導者も去り。またまったく新しい先生が来た。過去の経緯なんて知らない若い先生。やり方にもこちらは最初からは口を挟まない。まず新しい先生のやり方を見ていこう。希望や意見、質問は見てから出せばいい。

積み重ねることもだけど、捨てることも同じように大事。

全ては持っていられないから。


生きていくとは。。。なんて。

取捨選択の技術を見た気がした土曜日でした。

RIP、先生。たくさんのことを、ありがとう。

さ、いいモチベーションまたもらったね。ばいばーい!


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