快眠の友 『手縫いでチクチク、ハーバルアイマスク』
この夏、人生で初めての体験となりましたが、熱中症らしき体調不良で寝込みました。幸いにして、翌朝には回復してましたが、この体験を通して『あって助かったもの』について、前回こちらで綴っています。
早速ですが、あってよかったもののひとつ、ハーバルアイマスクの作り方についてのご紹介です。
材料
・布
・木綿糸
・ドライハーブ 60g
・玄米 大さじ2
以下に、それぞれの材料についてのポイントをお伝えします。
玄米について
中に入れる玄米は、冷気や熱をキープする役目を果たしてくれます。このアイマスク、冷たく使いたいときは数時間前に冷凍庫へ、温かく使いたいときは電子レンジ600Wで15〜20秒ほどチンして使います(直後は熱いです。温めすぎや火傷に注意してください)。小豆や米糠を使って手作りカイロを作るという方法もありますが、今回は使用しませんでした。理由は、素材の香りです。小豆や米糠は温めると強く香りが立ちます。その結果、ハーブの繊細な香りを邪魔してしまいます。個人的に小豆や糠の香り自体は好きなのですが… 想像してみてください、目元から小豆や糠の香りが感じられてきたらどうでしょう… 今回は、ハーブの香りを主役にしたいため、それ自体の香りが少ない玄米を使用することにしました。
2.ドライハーブについて
ドライハーブの種類は、好きな香りのものでOKです。例えばどんなもの? と思う方にオススメなハーブは、ラベンダーです。なんといっても香りの立ち方が素晴らしく深呼吸した時のリラックス感をたっぷりと味わえます。ラベンダーは虫除けや傷の手当てなど、太古から使われてきた薬草のひとつです。もしも家に常備するならば、ラベンダー精油を、と言われるほど暮らしに寄り添う特別な香りを持つハーブです。
今回は、ラベンダーを主体に、ローズマリーとレモングラスを加えました。育てているハーブを乾燥させて使う楽しみもありますね。
3.布について
内袋用と外袋用を準備します。内袋にハーブなどを入れますので、あれば一重の綿ガーゼや晒し布がよいでしょう。カバーとして使う外袋は、肌に直接当たる部分になりますので、綿や麻などの天然素材がよいと思います。程よく香りを通すように、できるだけ薄手の布を選ぶことをおすすめします。
4.糸について
温めて使うときに電子レンジを使用します。そのため、ポリエステル製の糸ではなく、綿の糸を使って縫製してください。ミシンで縫う場合は、「カタン糸」(綿100%)を使用してください。
作り方の手順
①内袋を作る
②外袋(カバー)を作る
③内袋にハーブと玄米を詰めて内袋を完成させる ※玄米とハーブが均一に混ざるようにするのがコツです
④カバーをかぶせて出来上がり
手書きでちょっと恥ずかしいのですが、覚え書きとしてメモした写真を添付しますね。布の大きさ、縫製の仕方のご参考になりましたら嬉しいです。手縫いで作りましたが、もちろんミシン縫いでもOKです。その際には、カタン糸を使ってくださいね。
以上、軽い熱中症を体験して「あって助かったもの」のひとつ、ハーバルアイマスクのご紹介でした。あなたの暮らしを1ミリ心地よくするためのヒントとなれば幸いです。
手作りが好きで、ハーブの香りが好きという方、ハーブを育てている方や、植物療法に興味のある方には特に共感いただけるのではないでしょうか。夏休みにチクチク手縫いで挑戦されてもいいかもしれませんね。涼しくなったらホットアイマスクで楽しもう!なんて想像したら、楽しく作れるかもしれません。
出来上がった夜から、瞼にひんやりとした心地、鼻腔に薬草の香りが、あなたを心底労ってくれるはずです。
まだまだ暑い日が続きそうですね。次回は、暑い日のお昼ご飯に食べておいしかった、薬味いっぱい、ひよこ豆の味噌を使った『冷や汁』のご紹介をいたします。
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