山羊座が感じた山羊のポテンシャル①
みなさんは、山羊に
どんなイメージをお持ちだろうか。
童謡の山羊さんといえば
目の前に紙があれば、中身も読まずに
うっかり食べてしまうような
天然おっとりさん。
星読みの世界では、
山羊座は
着実に社会的成功を目指す
「陰の王」のような存在と言われている。
わたし個人の感想では、
この西洋占星術の山羊は
かなり実際のイメージに近いと思う。
山羊は実は非常に賢く
秘められた能力は底知れない。
シートン動物記の『狼王ロボ』の中にも
牧場主が羊の群れの中に
山羊を数頭紛れ込ませている話が出てくる。
素直で気が弱い羊たちは
敵に襲われると山羊の元へと集まる。
山羊たちは、狼を相手にしても
勇敢に立ち向かっていくらしい。
我が家で飼っていた歴代山羊たち。
賢さで言えば、
番犬レベルかそれ以上だと思う。
違うのは、人間に奉仕しようとか
お役に立とうという気持ちが
どれだけあるか、というところだろう。
家族の人間たちの
力関係というか、
「自分に対するお役立ち度」
は、もちろんよくわかっている。
長男が2歳くらいの時
わたしがいなくなった途端に
山羊がその子に意地悪をしていたのを
見たことがある。
たぶん、ベタベタ触られたりして
「ちょっと!うざ」
みたいな感じだったのだと思う。
かと思えば、
次男がよちよち歩きの頃
乳搾りをしている間に
山羊小屋に入ってきてしまったことがあった。
乳搾りを終えた山羊は、
ん?どうしたの?
という優しい様子で見にいく。
そこへ近寄った次男、
ぐらついて山羊の毛にしがみついた。
毛をつかまれて痛かったろうと思うのだが、
全く嫌がるそぶりもなく
じっとされるがままになっていてくれた。
ちゃんとわきまえてくれているのである。
車のエンジン音も聞き分けていたと思う。
家族以外の車の音がした時は
だれ?
柵から首を伸ばしてのぞいている。
わたしが帰宅しても
「ああ、おかえりぃ〜」
すーんとしているのに、
夫の軽トラが
刈った草を積んで帰ってくると、
姿を見る前から
「べええぇ〜」と甘え声で
おねだり催促する。
乳搾りも餌やりも
主にわたしの役目だったけれど、
彼女(山羊)にとっての
「ご主人様」は誰なのか、
本気出したらやられる相手なのかどうか、
立ち位置や力関係を
はっきりと
見極めているようなのだった。
最後までお読みいただき
ありがとうございます。
次回は、賢さだけではない
山羊のちょっと不思議なところについて
書こうと思います。