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ミャンマー人の見えるおじさん③

 長女をお腹に授かった頃
わたしはタイの大学院で
学生になったばかりでした。

妊娠がわかったのと同じ日に
大学の合格通知が届いたのです

しかも事情があって
まだ籍を入れていなかったこともあり
夫婦とも大喜びの妊娠でしたが
周囲には公表せずにいました。


それでもおじさんはすぐに
「おお!赤ちゃんきたね」
と気づいてくれました
(まだ言うつもりはなかったのですが
すぐバレてしまいました)。


「上に男の子と女の子2人で待ってる。
この2人はいつも一緒
何回も一緒に生まれかわっている
仲良しだ。
仲良しのしるしを持って生まれて来るから
気をつけていてごらん」

2人目に男の子が生まれる前に
そのことを思い出し、
ワクワクして誕生を待ちました。


しるしって何だろう?
同じところにほくろがあるとか?
眉毛のカタチがそっくりとか??

わたしはすっかり
身体的な「しるし」だと思っていたのですが
残念ながら見つけられませんでした。


1週間くらいして
夫が、当時わたしたちが住んでいた
チェンマイの役場に
出生届を出しに行ってくれました。
持ち帰って来た出生証明書、

2人分を揃えて眺めてみた時

あれ?


今はどうなっているか知りませんが
当時タイの出生届には
生年月日や住所
両親の名前の他に

生まれた日が
「満月から何日目 何曜日」
ということも記載されていました。


それを見ると
2人揃って誕生日が

「満月から11日目 日曜日」

だったのです。



あった!見つけたよ!

おじさんに知らせに行くと、


「そうそう。
月齢と曜日が重なる確率が
どれくらいだと思う?
2人はわざわざ
揃えて生まれて来ているよ」

と言っていました。

たしかに、
満月から11日目は、
月に一度やってきますが
そこに曜日の一致も加える、
となると
そう簡単に揃えられるものではなさそうです。

「だけど、しるしはもう一つあるからね」


 それはなかなか見つかりませんでした。

わかったのは
日本に一時帰国した時。

日本の役場で母子手帳を作ってもらい
2人の生年月日を
和暦で書いた時のことでした。

あれ?

和暦で書くと、2人とも
生年月日が
回文になっていました。
山本山、みたいなやつです。
かえってわからないかしら😂

例えば
令和6年12月16日  
(6.1.2.1.6)とか
平成13年5月31日
(1.3.5.3.1)
みたいに、
前から読んでも後ろから読んでも
同じ数字の並びになる、ということです。



もう一つ、ってこれか〜!
ようやく課題をクリアできた気分でした✨



だから何?
特別なことが起きたわけではありません。
けれど


生まれて来る時って
きっと相当準備をして、
人生計画を練りに練って、
それにぴったりの日を選んで
生まれて来ているんだなぁ‥

それはきっと、
この2人に限ったことでは
ないと思います。

その時の気分や都合だけじゃないとろで
わたしたちは生かされているんだと
思ったのでした。

おじさんのおかげで✨🙏



そしてこの
「満月から11日目」と
「誕生日回文並び」

そのあと生まれてきた子たちにも
続いていたのです‥

それについては、
また別の機会に
お話ししますね✨


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