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本棚からいろいろ作ってみる マドレーヌ編
部屋の片隅から出てきたもう18年ほど前に手に入れたお菓子の本。うわぁ、買って満足して全然作ってないなぁ。今になって中をパラパラ。忙しくて存在すら忘れていた。時間のある今、ゆっくりページを開くと試してみたいレシピがたくさん。
何を作ろうかなぁと思っていた矢先、またまた部屋の奥で忘れられていた紙袋からマドレーヌ型と型紙が出てきました。これこれ、昔母がよくこの形のマドレーヌを作ってくれたなぁ……。なんで私の手元にあるのか覚えていないのですが、この型を見たら作りたくなりました。レシピどうしよう。と思っていたら、先に見つけたお菓子の本に載っている! なんという巡り合わせでしょう。
これは作るしかない。材料はシンプル。卵に砂糖、小麦粉、コーンスターチにふくらし粉、バター。湯煎にかけて卵と砂糖を混ぜて……。もうこの段階でいい匂い。いい時間だなぁ。
オーブンから顔を出したぷっくりふくらんだその姿を見て、なんだか昭和のあのころにタイムスリップしたみたい。胸がキュンとします。口に入れると、バターと卵の風味がいっぱいに広がって。うわぁ、この味だ。おやつの時間に食べたなぁ。小学生の自分が一気に押し寄せてきました。
カナダ人の夫曰く、このマドレーヌ「日本の味がする」とこのと。え? そうなの? 使っている材料はこちらにあるものなのに。どうやら、甘さが控えめでムダな味がしない、そういう感じのよう。その横に座っている娘に目を向ければ、ものすごい勢いでぱくついている。そうだよね、おいしいよね。私も母のように、おやつに作っていくのだろうな。って私自身もこの味の魅力にあらためて気付いたからなのですが。
このお菓子の本には、ほかになつかしプリン、なんてのもラインナップ。あぁ、次はこれだ。実家からお裾分けしてもらったクラシックなプリン型で、焼いてみよう。
ということでこれが私の最近のおうち時間。本棚に並んでいる忘れかけていた料理本や書き留めたレシピを見つけて作ってみる。簡単なものばかりだけど、できあがったときの達成感はなんとも言えないのです。