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年中模索取扱説明会、萌え~を整理する(その2)
“2020年10月2日に配信された「スターダスト☆レビュー 年中模索取扱説明会」、その後DVD/Blu-Rayで発売されています。メンバーの「萌え~❤」ポイントは「ふむふむ」と聴いてはいたものの、配信番組の中では順不同で紹介される(時系列ではない)し、音源と照らし合わせてじっくり聴き比べたことがなかったので、2年越しではありますが、年中模索の楽曲たちをより深く理解するために、萌え~ポイントを整理して音源で確認してみたいと思います。(音源は各自でご用意ください💿✨)”
・・・ということで、つづきです。
4.君は大丈夫!
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要さんの声で「根拠はないけど君は大丈夫」っていうのが妙に納得いく と岡ちゃん。
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既に添ちゃんの声が入ってて成立していたけど、VOHさんの声もプラスした
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前回、還暦少年のレコーディングのときも飯尾さんが同じスネアを持ってきて、セッティングしてチューニングしてマイクもセットしてあった。今回も同じスネアで半ば強制的に(笑)
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ギターテーマの転調をベースが先取りするアレッ?となるフレーズ(2:22)Cメロへ行く前に2段階で転調する2回目の転調のところですね。
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この曲は、下降のクリシェですね。
「クリシェ」とは、コードの中のあるひとつの音を順番に下げたり上げたりしてコードそのものを変化させながら繰り返してつなげていくコード進行の技法を指す音楽用語です。
佐橋さん曰く「単なる"天国への階段"下がりではないんですよ」
"天国への階段"下がりとは・・・レッド・ツェッペリン。百聞は一聴にしかずなので聴いてみた。
佐橋さん「これは"ドゥービ―ブラザーズ降り"です」
ドゥービ―ブラザーズ降りってなんだよ!と検索したら、これかな。
・・・こういうことかしら?
和音のベース音でもトップ音でもなく、内声部の音に特徴がある、、、ということだそうです。理屈はわからないけど、雰囲気はなんとなくわかる。
詳しい方いたら、サルでもわかるように教えていただきたいですDoobie Brothers降り。
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「大きな傘で雨をしのぐ」より、「小雨をしのぐ」ほうが
不安にかられてついつい大げさに自分を守ってしまう雰囲気をうまく表現できるんじゃないか、
とのこと。
整理しますと、
全体 勇気と元気をもらえるサウンド(岡崎)。力強いスネア(寺田)
0:51 ベースが四分打ちから、サビへの八分打ちにいく疾走感(柿沼)
1:00 独特なクリシェ。Doobie Brothers降り(添田)
1:44 添田さんに重ねたVOHさんのファルセット(VOH)
1:52 ベースが四分打ちから、サビへの八分打ちにいく疾走感(柿沼)
2:22 転調をベースが先取りするアレッ?となるフレーズ(柿沼)
2:40 大きな傘で小雨をしのぐより(根本)
私が個人的に萌え~❤なのは、
0:17 VOHさんの「キーン」っていう音。なんていう楽器?知ってる方教えてください。
2:16~ 2段階で転調するところ。ええ、どこへ連れていかれちゃうの?って感じが好きです。
あとは、サビのタンバリンとバスドラムの刻み。誰もが自然に身体が動き出す、元気になれる頭打ちリズムです。
5.センタクの人生
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随所に散りばめられた山本拓夫さんのフルートが心躍ります!
低めのコーラス(3:12~)
要さんの「あ~(3:32~)」「オーレー!(4:22)」
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添田さんのおいしいフレーズを山本さんがなぞって演奏したというエピソード。
山本拓夫さんは、要さんがクリ約で出会って引っ張ってきたんだとか。
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昔は動物の頭蓋骨でできていた楽器!
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ハイハットは8分音符で、スネアは16ビートに聞こえるゴーストノートを入れているんだそう。
「グルーブを感じてもらえれば嬉しい」と寺田さん
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エンディングの「オレッ!」が何度聴いても笑っちゃう(4:22)
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実に「みんなの歌」っぽい。
たしかにShaker Songの雰囲気、あるある。
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整理します。
全体 マンハッタン・トランスファー「Shaker Song」の雰囲気
0:19 ベースイン「プップーン・トゥーン♪」(柿沼)
0:30 16ビートに聞こえるためのゴースト(寺田)
2:02 フルートソロ❤
2:25 「選んだら♪」「洗っちゃえ♪」みんなの歌っぽく(根本)
3:12 低めのコーラス「見つけようよ~」(岡崎)
3:32 ビブラスラップ(VOH)、要さんの「あ~」(岡崎)
3:40 フルートとキーボードの絡み(添田)
4:22 エンディングの「オレッ!」(岡崎、柿沼)
先日、ブギウギワンダー☆レビューライブを観たときに、何の曲か忘れちゃったけど、やっぱりハイハットを8分で、スネアを16分のように叩いている寺田さんを観て釘付けになったのを思い出しました。ゴーストトーンっていうテクニックなんですね。勉強になりました。
6.ちょうどいい幸せ
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テレ東の「コタキ兄弟と四苦八苦」で使っていただきました。
素敵なドラマでしたね。
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デモテープではイントロなかったけど、「なんかイントロつけてくれよ」って言ったら
その場で一発で弾いたフレーズ!天才!
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還暦少年のときにVOHさんが演奏した音を、佐橋さんがサンプリングして持ってきた。
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ギターのことは何も知らないわたくし、「ん?ハーモニクスってなんだ?」という疑問が発生したのでググりました。
ナチュラルハーモニクスとは、特定の指板にまで押さえつけず軽く触れる程度の状態でピッキングし、直後に指を離すことによって非常に高い音(倍音)を出すギター奏法のことです。柔らかくまろやかな音色と音階がはっきりしているのが特徴。
佐橋さん「CharさんのSmorkyですね」
イントロの「ツタ ツタ ツタ ツタ ツタ ツタ 」「パーン」←ここがハーモニクスらしい。なるほど言われてみれば。勉強になりました🎸
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コーラスアレンジ担当の岡崎さん曰く「柿沼さんは普段ベース(ド)の音を弾いていることが多いので、9度(レ)は取りづらいですよね」
ふむふむ。
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確かに、だんだんrit.するところもぴったりでした!
整理しますと、
0:00 佐橋さんの天才!イントロ(根本、岡崎)
2:15 大サビ後のアコギの7フレッドのハーモニクス(寺田)
2:19 3番のサビの歌いだしの「シャリン」(VOH)
2:30 サビのコーラス(字ハモ)が難しい(柿沼)
2:50 ピアノとギター、バラバラに録音したのにエンディングがぴったり(添田)
また観たくなりました。コタキ兄弟と四苦八苦。
今回は、ゴーストとかクリシェとかハーモニクスとか、難しい言葉がたくさんでてきて、いろいろ調べて勉強になりました。参考音源(動画)も併せてお楽しみください。
今日はここまで。続きはまた後日。