え?いつのまにかルー大柴さんが書いてます?
校正の仕事をやらせていただいているのですが、どうやら僕が校正していたWebライターさんが、ある日突然ルー大柴さんに変わったらしい。
そう、なんか急に「書きぐせ」が変わりました。
「〜のアプローチが必要です」
みたいな、あまり必要のない場面でカタカナを使うようになった。
そんな「トゥギャザーしようぜ」みたな表現するライターさんじゃなかったのに。
そう、彼は「AIルー大柴」と化したのだ。
誤解されたくないのでお伝えしておきますが、ルー大柴さん大好きです。
毎月200記事近く校正していると、さすがに「その人のクセ」みたいなのがわかるようになるんです。
文章って、おもしろいのが、どれだけトンマナが決まっていようがライターさんそれぞれで「個性」はぜったい見えてくる。
そう、だから変化があると違和感を感じる。
とくに、最近はAI生成が当たり前な感じにもなってきているし、クライアントによってはAI生成OK!なんてところもあるよね。
だし、僕も別にAI生成が悪いとは思わん。僕も表現とかに煮詰まるとき結構あるからclaude使ったりするもの。
でも、コピペなんかしたことない。あくまで参考にするだけよ。
使っちゃいけんとこでは使わない。こんなの別に僕がえらいんじゃなく「当たり前」なのよ。
とはいえ、僕も最初から疑ったわけではない。
「ルー大柴さんに人が変わったかもしれない」とおもいつつ、校正を続けた。
全5.000文字あるんだけど、2.000文字読んでも、やっぱり表現がおかしい。
なんていうんですかね「〜のアプローチが必要です」って普通に書いてて出てくる表現ではない。それも、一度だけではないんだ。
やる仕事内容として、やる必要性はなかったのだけど一応AIチェッカーを通してみた。
結果は、明らかだった。
そうだろなと思っていたのに、実際に数字に出ると「まじかー」って気持ちになった。
気付かないと思ったのかな、バレないと思ったのかなー。なんて思った。
別にディレクターに言う必要はない。
そのような業務は任されていないのだから。
いつも通り、校正すればいいだけなんだけど、これ以降ずっと「AIルー大柴さん」を俺は校正するのか?とも頭をよぎった。
いや、まて、今回がちょっと納期危ないからやっちゃっただけかもしれない。
だから、同じライターさんの他の記事も校正依頼来ていたので、チェックしてみると、先ほど全く同じ結果だった。
ちなみに、僕がAI使わずに書いた記事でチェックしてみると20とか30程度で50を超えることすらなかった。
だからある程度は参考にできるツールだと思っている。
念の為他のAIチェッカーも使ってみたけれど、どれも「AI使用の可能性が非常に高い」という結果に…。
2.000文字とかの記事なら、もしかするとクセが悪い方にでていたのかもしれない。
でもチェックした記事は5.000文字を超えている。これでAIの可能性が高いという結果が出てしまっているのは、もう疑いはぬぐいきれないと思った。
結局、ディレクターには伝えた。
このwebライターさんは、おそらくルー大柴さんになったと。
これが、ちょうど昨日(6月25日)のはなし。
その後ルー大柴さんがどうなったのか、まだ聞けていません。
もし、今読んでくれているあなたがwebライターさんだったなら、伝えておきます。
完全AI化したら、さすがにわかります。
許可されていない案件でAIは使わないほうがいいですよ。
ほんと、一気に信用失います。
だって、ぶっちゃけチェックするだけでいい僕がショックやったねんもん。
クライアントからしたら、もっとショックというか憤りというか、あると思うでね。
というか、ただでさえAIでwebライターの仕事減る可能性が高いのに、ルール守らないでAIコピペ提出してたら「webライターやっぱいらなくね」って余計仕事減るじゃろがい!
まわりまわって自分の首しめるで!
ばかーー!!
あースッキリ!
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