
みんなさ「この文章稚拙やな」って読まなくなったこと、ほんまにある?
タイトル回収する前に、ちょっとこの例文を読んでみてください。
「日本の自動車メーカーのなかには、国内と国外で仕様の異なる車両を製造しているところも少なくありません」
この「少なくありません」は多いと受け取れました?
それとも「多くはないけど普通よりは少ないのかな」と受け取れた感じでしょうか?
じゃあ今度は、こんなケースだとどんな風に受け取れますか?
Aさん「なんかこのパフェさ、想像していたよりも少なくない?」
Bさん「え?少なくはないと思うけどなぁ」
この「少なくはない」は「多いよね」という意味では受け取れないと思います。
だって思ってたより多かったら「いや、これは多いと思うよ」って答えるはずだから。
何が言いたいのかと言いますと。
「少なくはありません」は、多いのか少ないのか、ボリュームゾーンが伝わりにくいということです。
これ最近校正していてめっちゃ思います。
最初の例文をもう一度だすと。
「仕様の異なる車両を製造しているところも少なくありません」
「あるのか無いのか」だけを表現するだけで良いのであれば
「仕様の異なる車両を製造しているところもあります」
これでオッケー伝わりやすい。
多いことを伝えたいのであれば
「仕様の異なる車両を製造しているところも多いです」
これでオッケー伝わりやすい。
伝わりやすさや読みやすさで言うと、間違いなく「あります」「多いです」のどちらかです。
ぼくが校正しているライターさんのひとりに「少なくはありません」を使うクセになっている方がいるんです。
でも、そのライターさん、トンマナもしっかり守られる方ですし誤字脱字もほとんどありません。
ただ「少なくはありません」だけ、違和感をいだくほど多用されます。
そこで僕の推測ですが、このライターさんが「多いです」「少ないです」という表現を避けているのは
「形容詞」+「です」の組み合わせは稚拙な表現
とフィードバックされたことがある、もしくは学んだから、避けるテクニックとして「少なくはありません」と表現するようになったのでは、ということです。
出ました、書き手を苦しませる「稚拙な表現」シリーズ
正直、ネット記事に慣れている現代において「この文章稚拙やな」と感じる方は少なくないと思います。
ほらこれ、どっちやねん!ってなりませんでした?
まぁとにかくライティング業界では「形容詞+です」は稚拙とされています。
そして、それを避けるがために、伝わりにくい「少なくはありません」を使い出したら、それもう本末転倒じゃね?って思うのは僕だけでしょうか。
文章は芸術作品でもなんでもありません。
文章は伝えるために生まれたコミュニケーションツールです。
「こうならねばならない」という、その界隈だけが固執しているルールによって、読み手が「え、ちょっとわかんないな」となってしまう文章を書き出してしまったら、もうそれは「何してるの」と思うわけ。
そこでさ、つくづく思うんです。
僕はライティングというものをちゃんと学ぶまで「稚拙な表現」というものを知りませんでした。(初めてこの言葉見た時、読めなくて調べたのを覚えてる笑)
そして、Google検索をして記事を読んだ時、ニュース記事でもコラム記事でも「この文章稚拙やなー!」なんて思ったこともない。
また、ライティングを学んだ今ですら「です・ます」が連続していたり「多いです」と表現されたりしていても、それが理由で離脱したことなんか一度たりともない。
というか記事は読むのではなく見ているので、気づいていないケースがほとんどやと思う。
まぁ、to B(企業)かtoC(消費者)どちらに向けて書くのか、でも言葉の表現も変わるんやけど、とはいえ「結局伝わりませんでした」は意味がないよね。
そう、だから今回伝えたかったのは。
「少なくありません」はボリュームが伝わりにくく(イメージしにくく)読み手に負担がかかるから個人的には使わないなってこと。
多いと表現したいなら「多いです」でええのよ。この表現が稚拙だと感じるのは、実際の読者の何人だよゴルァ!ぷんぷん!ということ。(え
とはいえ、Webライターをやる以上「ライティングのルール」は、守らないといけないわけで「形容詞+です」は使わないようにとされていたら、守らないといけないんだよね。
そして、僕のように「正しい文章ってなんなん」って沼るライターさん、多いんだろうな。
ライターのみなさん!がんばろね!
そして初心者ブロガーさん!
ブログで稼ぐなら、ライティングはもう最果ての果てまで最後です!そんなのいりません!笑
まずは集客の方法を身につけないとだめです!
そのためには「キーワード選定」の重要性とキーワードの使い方を完全にマスターすることが最重要!
「キーワードなにそれ?」と言う方は、ぜひ僕のYouTubeライブを参考にしてみて。(これが言いたかった
ライブ配信で解説してるし、めっちゃ最初の動画なんで解説わかりにくいかもしらんけど…笑
ほなまた明日!