映画 愛の渦 【あくまでSEXはSEX】
ストーリーとしては、乱交パーティーでのSEXで各々が葛藤・発散し、そして最後に何を思うのか?という感じ。生々しさも含めて個人的には笑える作品でした。
パーティーに参加する理由は人それぞれで、その最中はあれこれ考えたり考えなかったりする。最後に、パーティー終了の合図とでもいうのか、カーテンを開け放し朝日を浴びるシーンが印象的。いつものように普通の生活に引き戻される瞬間の空しさに共感してしまった。
現実は何も変わっていない。SEXはそれ以上でも以下でもなかった。それまであんなに楽しんで夢中になっていたのに、滑稽な遊びをしていただけの気分になる。
まぁ、ホテル行った帰りはそんな気分だよね。って思う。多感な時期の経験と照らし合わせて、今だから笑える気がする。そんなんどんどんやっといたほうが良いと思うし。
それでも、SEXは人類において最強のコミュニケーションだと思う。ほんの数分の行為でも相手を信用してしまうほど。とかく男性においては、人生を変えるくらいの行為で、SEXを経験したことで色んな前向きな勘違いで結果的にコミュニケーションがうまくなることが多い。
もうそういう時期はとうに過ぎてしまったので、生々しさよりも笑いが勝ってしまった作品でした。