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人狼アレルギーだった僕がAmong Usを楽しめた理由

数年前に都内の某お店で人狼を見知らぬ人たちとプレイして以来、人狼が苦手になったことについては以前の記事で書かせていただいた。

人狼にハマりきれなかった理由は、僕と彼らの人狼に対する温度差も当然あるだろうが、そもそも人狼というゲーム自体があまり好きではないことが挙げられるかもしれない。この手のゲームの魅力は、各ゲームに存在する戦略や選択肢、あるいは運などのギミックによって勝敗が変化するところだと思っているのだが、道具要らずである人狼はゲーム性を会話に大きく依存しており、戦略こそあれど他のゲームよりもその幅は狭いように感じる。

そんな人狼に対して少し敬遠していた僕が先日、日本にいる知人から誘われたのが、例のアレだ。

Among Us


プレイヤーは宇宙船の乗組員であるクルー

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そしてクルーを殺すインポスター

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この二つの陣営に分かれ、お互いの陣営の勝利を目指すというもの。
通称「宇宙人狼」とも呼ばれているこのゲームは昨年からストリーム配信を中心に爆発的な人気を誇り、ゲーマーで知らない人はいないというくらいの大人気パーティゲームにのし上がった作品だ。名前こそ知っていたもののプレイしたことは一度もなかったため、一ヶ月ほど前に友人同士で初めて対戦。その親しみやすさと奥深さから、ハマりすぎて時間を忘れて遊び倒してしまった。


人狼ゲームの一つとして数えられるAmong Usを僕が楽しむことができたのは、通常の人狼と大きな違いがあるためである。

一つは、Among Usがアクションゲームであるということだ。

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キャラクターを移動させながらリアルタイムでゲームが進行していくため、プレイヤーはゲーム中に多くの選択肢を選ぶことが可能となっている。

例えばこのゲームの人狼役であるインポスターは、クルーの「誰を」だけでなく「どこで」「どのタイミングで」殺すかまで選択することができたり、ステージ各地に存在するベント(通気孔)に隠れるというアクションが許されていたりする。

そして人狼のミソといえば誰を追放するか決める「話し合い」そして「投票」だが、クルー側は死体を発見するか、ステージに配置されている緊急ボタンを押すことによってのみこの会議のフェイズに移行できる。

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話し合いの際にも、どのタイミングに誰とどこに一緒にいたか、などでインポスターの疑いがかけられた際にアリバイとして証明することができたり、更には宇宙船の各地に設置されたギミックなどのアクションゲームならではの詳細な情報によってより深い考察が可能な人狼ゲームとなっているのだ。


また、仮に死んでしまっても特定の行動は可能なのもAmong Usの魅力の一つだ。

投票、または殺害によってゲームから退場したとしても、プレイヤーはゴーストとなって生存プレイヤーには見えない形でキャラクターを操作可能となる。

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このゴースト状態の間は、シンプルにステージ内を移動できるだけでなく、味方陣営をヘルプすることができる。

例えばクルーの場合は、終えていないタスクをこなすことが可能だ。インポスター殲滅以外のクルー側の勝利条件に、タスクの完了がある。

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ステージ内のマップに指定されたミニゲーム的なものをクリアしていくことで左上のゲージが溜まっていき、全員が全てのタスクを終えた時にはインポスターが生き残っていてもその時点で勝利となるのである。少しでも勝利に貢献できるように、自分のタスクは死亡してもこなしていこう。

またインポスター側は投票で処刑された後でも、キルこそできないが「サボタージュ」というクルーに対する妨害工作のみ可能となっている。サボタージュの内容は、クルーの視界を狭めるものだったり自動ドアの開閉、クルーが修復しないと強制的にインポスターの勝利になってしまうものなど様々だ。上手く味方インポスターの動きを見ながらサボタージュを駆使し、サポートすることができれば儲けものである。

通常の人狼では一度殺されるとゲームが終了するまでは特に何もできず、シリアスな場では外野で言葉を発することすら許されない場合もある。序盤の序盤で何をするでもなく殺されてしまった時の虚しさというのは何にも代えがたい…Among Usでのゴーストはそういったことを考慮してのシステムといえるだろう。また別件にはなるがそもそものゲームの回転率が良いため、1ゲームが比較的速く終わる傾向にあるのもストレスフリーで良い点だといえるだろう。


昨夜もありがたいことにAmong Usの集まりに参加させていただいた。経験者が多い中自分はまだ片手で数えるほどしか参加しておらず、足を引っ張りながらだったが楽しむことができた。人狼が苦手だという方もAmong Usはハマるかもしれないので、未経験の方はぜひ仲間をこぞって遊んでいただきたい。



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