「バリ島は野良犬とか、狂犬病とか、危なくないですか?」
としばしばライブ配信などで尋ねられることがある。身近なところで聞いたことがなかったのだが、レギャン地区で、むやみに犬に餌をやってはいけないというルールが公式に発令された。
私の住むチャングーはじめ、今回条例が出されたレギャン地区などは外国人の在住者や長期滞在者が多く、犬を飼う人も少なくない。ローカルも犬を飼う家は多い。だいたいの犬たちは自由に散歩したり、何かしらの犬的生活上の職業でひとりで出勤したり、日本のペット事情とは大きく異なる暮らし方をしている。
記事にあるように、確かに、どの犬が飼い犬で予防接種を受けており、どの犬が帰る家がない犬なのか、判断することが難しい状況だ。中には数か月の滞在にも関わらず子犬を飼い、自国に帰る際に放ったらかしてしまう無責任な者も結構いる。彼らはたいてい人懐っこい。飼い主を失って寂しそうな表情が可哀そう。事情を知るローカルの店のスタッフや、何も知らない旅行者たちが餌をやり、それで食いつないで生活しているケースもある。
今回の条例では、無責任な餌やりを禁じると同時に、保護対策も同時施行されるようだ。