新刊『お探し物は図書室まで』11/9発売です
お知らせです。
11月9日に、ポプラ社さんより新刊が出ます。
『お探し物は図書室まで』
私にとって5作目の小説です。
発売まで少し時間があるので、ちょこちょこと経過をお知らせしていこうと思います。
ポプラ社さんにプルーフを作っていただきました。
本になる前に、主に書店さん向けに原稿をまとめたものです。
(表紙はプルーフ用で、実際のカバーは制作中です)
ご興味のある書店員さんがいらっしゃいましたら、こちらのフォームよりお申込みくださいませ。
テーマは「本」と「仕事」。5編の連作短編集となっております。
その中の1編で、石井ゆかりさんのご著書『月のとびら』について書かせていただきました。
私にとってすごく思い入れの強い本だったので解釈に偏りがあるかもしれないと不安になり、恐れ多くも石井ゆかりさんに原稿を確認していただくという大胆な行動に……。
小心者のクソ度胸というやつで、最初にお願いを申し出たときのことを思い返すと「よくもまあ…」と汗が出ます。
石井さんに原稿確認をご快諾いただいて興奮冷めやらぬうち、さらにご自身のnoteでもお知らせくださったのを拝読して、あまりのことに「私は今、実はぐっすり睡眠中で夢を見ているのではないだろうか…」と昔のマンガのように頬をつねりながら何度も読み返してしまいました。私が長年愛読している星栞と同じ記事でご紹介いただけるなんて、いったい何が起きているのか。
お忙しい中、本当にどうもありがとうございます!
この記事の中で鏡リュウジさん監修訳の「ホラリー占星術-入門と実践-」という本が紹介されていて「おお!」と思いました。
拙著『猫のお告げは樹の下で』の登場人物に占い師がいるのですが、あるシーンで行われていたのがまさにこの「ホラリー占星術」です。
作中でホラリーという言葉を出すかどうか迷って結局ぼかしてしまい、やっぱりちゃんと明記するべきだったかなと思っていました。
そしてホラリーは探し物に最適な手法……ということで(こじつけ)。
『お探し物は図書室まで』、重ねてどうぞよろしくお願いいたします!