最も恐れていたことが早くも現実に? 宮城の水道民営化、コンセッション民営化を認めたら、契約書はいつでも運営権者と県企業局で変えられる 売国村井の思惑通りか?
2022年4月1日、宮城県の上水道、下水道、工業用水の水道事業が民営化されてから現在で1年半です。
県議会にも経営審査委員会にも報告せず、実施契約書が変更されていた!
#コンセッション民営化を認めたら契約書はいつでも運営権者と県企業局で変えられる
「運営権者に対するみやぎ型管理運営方式、実施契約書に基づく利用料金の不足として2億844万円を増額」
2023年9月22日、第389回宮城県議会(令和5年9月定例会)建設企業委員会予算分科会において、令和5年度宮城県流域下水道事業会計補正予算に対する質疑応答
補正額の2億840万円を、県企業局が運営権者のみずむすびマネジメントみやぎに補償金として支払うために、2023年6月20日に実施契約書を変更した。
実施契約書は20年間のコンセッション方式民営化の大原則、根本のルールのはず。
それが、県企業局にも議会にも報告せず、実施契約書が変更させられ、みずむすびマネジメントみやぎ(ヴェオリアとオリックスと合同会社)に県民の税金、2億840万円が支払われていた。
県議会議員もその契約書が変更されていたのは知らされずにいた。
県側は「ホームページに載せていた」の一言。
「議論もなく変更されていた。変更したことの報告すら、昨日までなかったということであり、これは本当に議会軽視、すなわち、県民軽視」(宮城県議会福島議員)
酷い話だ。
「コンセッション民営化を認めたら、そのあと実施契約書は、いつでも運営権者と県の企業局で、いかようにでも変えられる。議会は蚊帳の外で、議会の関与なしに、実施契約書は変えられるということが、えー、これではっきりしたなというふうに思う」(宮城県議会福島議員)
議会の関与なく、運営権者のやりたいように、契約書が変更させられ、県の税金が企業に流れる。
そのやり方が「気に入らない」として契約を放棄するなんてことは出来ない。
もし明日から契約を放棄したとしても、1日でも水を使わない、なんてことは人間は出来ない。
極端な話、運営権者が「もっとお金を出せ、出さなければ撤退する」と言われたら、断るわけにはいかない。
さっきも言ったが、「人は水がなければ生きてはいけない」。
この宮城のコンセッションの契約は20年。
今はまだ、民営化されて日が浅いので、県にも水道経営の経験者は残っているだろうが、ただでさえ高齢化と言われている水道技術者が、10年後、15年後残っているでしょうか。
仮に20年後に「公営時代よりもコストも高いし、水道民営化を止めたい」と県側が言っても、肝心の県側に水道技術者がいなかったら、やれることはない。
そして、足元を見られる。
県民は「水道料金が高いから」と言って、他の水道会社に移すことは出来ない。
水道管は一本しかない。
水道会社も一つしかない。
武田邦彦は「競合して安くなることも出来る」などと夢物語を語っていたが、水道管は一本しかないので、そんなことは不可能だ。
早速最も恐れていたことが現実となってきた。
水道を民営化されたら県民の命を人質としてやりたい放題となる。
人間は水がなければ生きてはいけない。
宮城の水道を再公営化!!
1日も早く実現させ、これ以上の水道民営化は絶対阻止!!!
人間は水がなければ生きてはいけないのです!!!!