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トラックドライバー、左官業… 自分は骨の髄まで労働者の血が流れている こんな男が国会議員になったらこんな面白いことはない
自分の父親は、いつも薄汚れた作業着に身を包み、夕方になると弁当箱を手に持ち家に帰ってきました。
そんな父親に憧れて、自分も「現場で働く労働者」になりたい、と思いました。
自分の実家には、父親が親方をやっていた関係もあり、幼いころから薄汚れた作業着に身を包んだ大人たちが決して広くない家に給料日になると集まってワイワイガヤガヤと賑やかな夜になります。
「この人たち、カッコいいなぁ、自分の腕だけで仕事している大人かぁ」とぼんやり思い、憧れました。
時々自分も兄と一緒に幼いころから現場に連れ出されて仕事を手伝って。
クタクタの中、家に帰ってたまにしか飲めないサイダーを大人が飲むビールのつもりでガブ飲みしてちょっと大人になった気分になって。
そんな時だけ、母親が三ツ矢サイダーを買ってきてくれた。
美味しかったなぁ。
そして、あの父親が薄汚れた作業着で弁当箱を持って帰ってくる姿が何とも言えずにカッコよかった。
なんなんですかねぇ、あのカッコよさ。
まぁそれは人の好みなんだろうけど、自分にはカッコよく見えました。
そこから自分も父親と全く一緒、陽子ちゃんが作ってくれた弁当箱を手に持って、薄汚れた作業着で家に帰るように。
あの時の親父のようなカッコよさにはまだまだかなぁ笑
現場で働く人々を政治は無視してきた。
父親は、そんな政治に無視されてきた大人の一人かもしれません。
それに対する怒りが、いまの自分の原動力になっています。
お金がなくちゃ幸せになれないのか、けどそんな父親のような労働者がいなければ、社会は回らない。
自分たちのようなトラックドライバーやタクシードライバーやバスドライバーや建築職人がいなければ、社会は回らないんです。
自分は、彼らのような現場で働く人々の代表でありたい。