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バイクってハードルが高い趣味だな…と思うこと

私はバイクに乗り始めて4年くらいなります。飽き性な私でもわりと続いている趣味です。

どうして乗り続けているのか考えてみると、まず浮かんだことは、「そもそもバイクってハードルが高い趣味だよな…」ということでした。

バイクに乗りたいと思ったら、まずは免許を取得しなければいけません。乗りたいバイクをなんとなく決め、免許を選び、教習所に申込みに行く。びっくりするほど乗れない自分に嫌気が差しつつも、最後まで続けなければなりません。まだノウハウもよくわからないなか、グローブやシューズなどのグッズも揃えます。免許取得という第一関門は、お金も労力もかかるし、なかなか面倒です。

免許が取れたら、次はバイク選び。今や高額のバイク、なるべく失敗なく選びたい。ネットで入念に調査して、バイクショップに足を運び、商談を重ねていきます。どれが正解なのか確信は掴めぬまま、大きな賭けに何十万の支払いをします。

バイクがやってきたら公道デビューです。教習所の安全な場所から、危ないクルマたちが行き交う現実世界へ。交通ルールを覚え、事故にならないよう周囲に気を配り、自分の操作も練習していく。ここはかなりの難関で、ひとりでバイクを始めた人はくじける人が多いと思います。

スクールに通ってみようと思ったら、人気で申し込みができない、参加できたと思ったら高額、先生とは馬が合わない、などこれまた苦戦。

とりあえずツーリングだと走り出してみたら、ヘルメットが合わなくて買い直し、バイクウェアを揃えなきゃ、バッグも必要だとお金が飛んていきます。

ツーリング当日は必死で早起きして出かけ、帰りは渋滞。バイクは汚れ、疲れた体で洗車やメンテナンス…。

もちろん人によって、絶対乗りたいバイクがあるとか、周りにライダーがいてフォローしてくれるとか、そこまで心配性じゃないとか、人それぞれの状況があると思います。

でも私の場合は、ここまで書いてきた面倒なことは実際に起きてきたことです。

こんなにもたくさんのハードルがあったのに、どうして私は乗り続けているのか改めて考えてみると、浮かんだ理由はこのような感じになりました。

・いろんなバイクに乗ってみたい
・見たことのない風景を見てみたい
・バイクに乗っているひとりの時間が好き
・走っていると自由を感じる
・バイクに乗ったあとのご飯が美味しい、お風呂が気持ちいい
・ツーリングの思い出は記憶に残りやすい

まとめてみると、「できないことができるようになる達成感」、「好奇心」、「自由」、「人生を深められること」がモチベーションになっているんだと思いました。

★達成感
★好奇心
★自由
★人生を深められる

バイクと一緒に始めた他の趣味は、例えば登山ですが、今は足が遠のいています。理由はおそらく人の多さと厳格さ。山に登っていても人混みの方が気になってしまうのです。そして登山は命の危険が伴うので明確なルールがあります。大切なルールですが、そこには私にとっての自由がなく、行くのが億劫になっているのも事実です。

バイクは、好奇心のまま自由に計画を立てられる、走っているときはなにものにも縛られない気持ちよさと、自然にダイレクトにつながることで人生の密度が増していく。
そして乗れば乗るほど行ける場所が増え、できたという達成感を感じやすい。

私にとってバイクはそんな存在だからこそ、まだ続いているのだと思います。

私はHSPという気質があったり、やや発達障害の傾向があったりします。神経質で疲れやすい私でもバイクに乗るメリットが上回っていれば、続けられる趣味になるんだなと気づきました。逆にこういった特性がある人こそ、楽しさが自分にハマればハードル乗り越えようとする強い気概になるのかもしれないです。

今回こんなことを考えたのは、バイクに乗り続ける人って少ないなと感じたからでした。知り合ったライダーがいつの間にかバイクを降りている、免許を取っても結局乗らなくなっている。そんな人たちを多く目にしてきました。

もっといろんな人がバイクの魅力を知って楽しんでほしいと思う反面、バイクを始めることと続けることのハードルの高さを改めて考えた、日々の雑記でした。

みなさんは、どうしてバイクに乗り続けていますか??

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