人を見る目を鍛えるには
人の心理というのは、言動や行動に無意識に出てしまうものです。
その無意識に出てしまう言動や行動から心の状態を読みとるのが必要があります。
人の心理について学べば、相手の考えていることがわかるようになります。
例えば、嘘をつく時、人は利き腕の反対側を見てしまいます。
あるいは会話の最中にそわそわしながら顔を触り出したら嘘をついている可能性が高いです。
こうしたことを覚えておけば、人を見抜く力が養われるでしょう。
視覚を利用
人には4つの行動特性(R,K,H,J)があります
R.リーダータイプ
リーダー気質のため、成果を重視し、イライラしやすく・相手に指示・命令を出します。そのため、しかめっ面・ガッツポーズ・拳をにぎる・指を天に向かってさすなどの動作をします。
K.お気楽タイプ
楽観主義者のため、周りから認めてもらうことを重視し、楽しそうに・明るく振る舞います。
飽きっぽく・態度はコロコロ変わりやすいのも特徴です。そのため、笑顔・両手を広げて受け入れるポーズなどの動作をします。
H.保守的タイプ
安定志向のため、安定・安全・安心でいることを重視し、穏やかに・人の意見に従い・裏でコツコツ働きます。
そのため、温和な表情・両手を自分の前で重ねる・口は閉じ・口角が少し上がっているなどの動作をします。
J.じっくりタイプ
クオリティ(質)を重視するため、もの静かに・自制心が強く・納得いくまで追求します。
そのため、表情が固く・ペンや本をよく手に持ち・口を閉じて・横に広げるなどの動作をします。
タイプ別視覚的、表情・しぐさの特徴を理解し、意識して周りの人を観察し、「人の見る目を養う方法」として活用しましょう。
視覚以外に聴覚を利用する方法があります。
R.リーダータイプ
「何?」「しなさい!」「いつまでに」「何が言いたいんだ!」
K.お気楽タイプ
「すごい!」「楽しい!」「きゃっ!」「つまんない!」
H.保守的タイプ
「どのようにして?」「よかった」「お役に立つ」「まあまあ」
J.じっくりタイプ
「なぜ?」「いわゆる」「~の結果」「話し言葉に数字が多く入る」
タイプ別聴覚的、話し言葉・よく使用するフレーズの特徴を理解し、周りの人の発する言葉に意識を向け、「人の見る目を養う方法」として活用しましょう。
相性の良し悪しを嗅覚から見分ける
嗅覚で興味深いのは、他の四感(視覚・聴覚・触覚・味覚)に比べ、感じる種類が数百種類もあります。
それだけ一番多く他との違いを表現できます。
また、自分にとってこの香りが好きと感じる人は、相性も良く・魅力的であるということなのです。
本能として備わっている、嗅覚をフル活用し、自分との相性の良し悪しを見分けるという観点から、「人の見る目を養う方法」として活用できます。
直感(ひらめき)を利用する
最後に、第六感である直感(ひらめき)を利用した、相性の見極めと自分の身に降りかかる危険を、事前に回避するという観点から、「人の見る目を養う方法」をご紹介します。
人間には種の保存・発展に必要な“自己保存欲求”が備わっており、犯罪者が近づいてくるという予兆を直感で感じ、無意識に回避する行動を取っています。
他方、初対面の第一印象で、ビビっと体内に電気が走り、一目惚れすることもあります。
動物や昆虫は出会った瞬間に恋愛行動に走るため、すべて『ひとめぼれ』なのだそうだ。
人も動物ですから、今までの好き嫌いの経験を元に、脳の扁桃体が瞬時で判断し、直感として感じるのです。