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増やすより減らす成功術:東洋医学の知恵

少ないモノで暮らすようになってから、ミニマリズム的な考え方や価値観が東洋医学とかなり共通点があることに気づかされてきました。

毎週、鍼灸に通って先生の話を聞いていることも、ここ数年の私の生き方に大きく影響しています。

東洋医学では、「気・血・水」の流れや五臓六腑の調和を重視します。
これらのバランスが崩れると不調が生じるとされ、調和を取り戻すために治療や生活習慣の見直しを行います。

「ミニマリズム」も、物の多さや情報過多による「過剰さ」を取り除き、生活のバランスを保つことを目指す考え方です。
不要なものを減らし、自分にとって本当に必要なものを見極めることで心の平穏を得ていきます。

すべては陰と陽で成り立つ

以前の私は、自分の体には栄養を与えること、環境や身につけるものは増やすことを重視してきました。
それが自分の望みであり、幸せなんだと思い込んでいました。

でも、体を壊し、働けなくなった時にそうした「増やすだけの考え方」が間違っているということに向き合わされたのです。

これまでたくさんのモノを手放してきましたが、その中でもわかりやすい体験の1つがテレビを手放した時のこと。

朝からつけていたテレビの情報がなくなり、テレビを置いていた場所にも空間ができました。
それによって、私の思考と空間の両方に余白ができ、気が通りやすくなりました。

テレビの音で気づけなかった夜の静けさを感じ、静かにお香を焚く時間を持つようになりました。
日常から雑音が消えたことで、思考がクリアになり集中力も格段にアップ。
手放すことで本来必要な「余白」を手に入れることができたのです。

すごく単純な例に思えますが、
人間は圧倒的に手放すより増やす方が簡単で得意です。

この資本主義経済で鍛えられてきた能力ですが、増やすだけでは進化はできないというのが東洋医学の教えの中にあります。

「陰」「陽」どちらもあって、すべてのものは成り立つ。
夜があるから昼がある。呼吸は吐き切るから大きく吸える。
自然にバランスが取れているからこそ、生命は輝きます。

ビジネスマンこそ東洋医学の知恵を

こうした考え方を学び始めてから、
以前と比べて仕事の種類も難易度も増えているのに、格段に効率良くこなせるようになったし、売上も増えています。

最近強く思うのは、ビジネスマンこそ、こうした東洋医学的な思想が必要だということです。
スティーブ・ジョブスも「禅」の思想を大切にしてましたよね。

心と体のバランスを整えると、無駄なく最大限の能力が発揮できるし、ストレスに強くなります。
そうした状態を維持できると、強い決断力にもつながる。
これこそ仕事で最も必要なスキルだと思います。

増やすより減らすこと、これを意識することが最初の一歩です。


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