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思いがけない再会でビジネスの基本を再確認

今日は新宿で桃の販売をしている知り合いのお手伝いをしてきました。たまたまSNSで出店を知り、新宿に行く用事があったので事前の連絡は特にせず、手伝えることがあれば手伝おうというくらいの気持ちでいざ突撃。

3年半ぶり、突然の再会

出店しているのは群馬県でいろんな野菜や果物を栽培している長谷川さん。今はキャンプ場も営んでいます。

長谷川さんと知り合ったのは3年半ほど前。むかしお世話になった心理カウンセリングの勉強をしていたときの先生が別事業で都内のファーマーズマーケットでイチゴや野菜を販売することになり、そのときにお手伝いをしたのがきっかけです。

そのときも有志が気ままに集まって手伝っていたので、今回も誰かが手伝っているかもしれないしいないかもしれないという状況を認識したうえでお邪魔しました。

3年半、長谷川さんとは一度も連絡をとることはなく、さらに心理カウンセリングの先生とも疎遠になっており、完全に空白の3年半を飛び越えての突撃です。忘れられている可能性もあるので、声をかけてから念のため自己紹介をしたら覚えていてもらえました。よかった。

店番をしながら商売の基本を考える

店頭には誰も手伝いはおらず、長谷川さん一人。何か手伝えることないかなと思って来ました、と言うと「店番代わって!休憩させて!」の一言。一人だと休憩もままならないですもんね、さっそく役に立てたようでよかったよかった。

以前も同じ場所で何日か手伝ったことがあるので桃の知識だけざーっと教えてもらってすぐに交代。いきなり一人で店番。笑

しばらくして戻ってきた長谷川さんと3年半の近況を大雑把に報告しあいながら桃を売ること3時間あまり。以前も感じたことだけれど、商品を手渡してお金を受け取る、という行為は商売の基本だなぁとしみじみ。

世の中にはいろんなビジネスがあって、そこには複雑な経済が紐づいているけれど、売り手がモノやサービスを提供して、その対価を買い手から受け取る、といういちばんシンプルな「商売」の形は販売なのかもしれません。

余計なかけひきや腹の探り合いではなく、驚くほどシンプルな「小さな経済」がそこにはありました。

一瞬のゆるいつながり、長期にわたるゆるいつながり

目の前のお客さんとは、一瞬のやりとり。閉店間際にはタイムサービスをしたり、オマケをつけたり、そのやりとりはほんの短い時間ですが「今、つながったな」という感覚になる瞬間があります。それは細く弱いつながりで一瞬のことですが、目の前でつながった感覚は心地いい余韻を残します。

一方、長谷川さんと私のつながりも細く弱いつながりです。ガッチリとした絆ではない、ふんわりとしたやわらかなつながりはそれはそれで心地のよいものだなと思いました。ルールも何もなく、ふと思い出したから顔を見に行く、そんな気軽な関係は身の回りにはあまり多くはないことにも気がつきました。

桃に目を止め足を止めてくださった方、桃を買ってくださった方、ありがとうございました。
突然押しかけたにもかかわらず手伝わせてくださった長谷川さん、ありがとうございました。

ちなみに群馬の桃は明日も販売します(私は販売には立ちません)。今夜、長谷川さんは群馬に戻っており、明日の朝収穫した桃を明日のマルシェに並べます。

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