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LOLのコーチング、チームで1ヵ月受けてみた。

 


 アクティブ数8~10人のゲーミングチーム。正確に言うと、大会に出るのが目的というわけではないので、LOLゲーミングコミュニティを主宰してます。みつじです。


 この記事はこのタイトルを受けて書いているもので、コミュニティでコーチングを受けてみたという内容になる。

 回数は週3×4で、ある程度の賃金も払われているが、参加者から徴収したものを当てたわけではない。

 スポンサー様のご厚意で、あちゃももさんに来ていただいていた。



  そもそもなんで個人ではなくチームで受けたかということを説明すると、実際に会費を徴収した場合には頭割りで個人の負担が下がる仕組みになること。今回は徴収していないけどもね。

 そしてコーチングする方がトップダウンで指示をするのではなく、参加者同士でのディスカッションの場を設けた上でそこから引き上げるという体制が取れるからの二点でこういう形になっていた。

 コーチングとティーチングの違いなどについては割愛。

 アクティブ数約10名のコミュニティで、週3×4の一回4h程度の実働を賄うには、だいたい月額5000円の会費が必要になる。細かく言えば全然違うのだけど、そういうニュアンス。

 まず第一にLOLのゲーミングコミュニティを活発にさせるには、金銭という血液を循環させていくしかない。他に方法はない。

 ファンガー、コミュニティガー、プレイヤー数ガーとかいうのは、最も重大なことから目を逸らしている。

 お金が動かなきゃ、それをメインにして動ける人間も存在しなくなる。

 ただアマチュアで活動して、余暇をすべてオールインして、勝った負けたを楽しめるのであればそれでいいけども、フルタイムでそれで飯を食っていくには、お金を回さなきゃいけない。

 ゲーム会社やプロゲーマーの給料から降りてくるだけのお金だけでなく、例えば配信でお金を稼いだり、アルバイトとしてのコーチングを承ったり、あるいはイベントに露出することで賃金を受け取らなきゃいけない。

 やりがい搾取や憧れ産業の虚業から脱出するための一助として、会費制で内容の充実したコミュニティが成立していけばいいとは思うけど、現状ムズカシイネ。では実際に1ヵ月受けてどのように変化したのかをつらつらと。


1週間目

 これはもう筆舌に余りある状態で、ハッキリ言えばボールに群がる幼稚園児サッカー状態の我々は、このゲームをまるで理解していない状況だった。

 というのも、数年来プレイしている人間たちであるにも関わらず、

 1stタワーへのアプローチすらわからない人間が半数以上いたのだ。

 恐ろしいことだけども、これがシルバーやゴールドの現状だと思う。

 そして比率的に、6割以上のLOLプレイヤーがこの程度の知識だということになる。

 ちなみに1stタワーへのアプローチの仕方の基本は人数差を作って深めの視界を取った上で圧力をかける、です。一度で割り切らなくていい、とりあえずタワーのhpを減らすために何度も繰り返す。そのための方法はいくつかありますが割愛。

2週間目

 1stタワーをなんとか取れるようになった我々。次は2ndタワーで硬直。

 基本的な概念は一緒なはずなのに、この時間帯になるとバロンやドラゴンが絡んでオブジェクトの優先順位がわからない。

 取るオブジェクトを定めて視界を取って相手をピックアップするということもわからない。そんなひどい状態だった。


3週間目

 行ったり来たりを繰り返しながらも、なんとかダイブセットアップなどの流れも確認できてきたものの、今度はゲームを畳めない。

 ローテーションが遅すぎて相手が復帰する時間を許してしまい、レートゲームでの集団戦のミスで破壊されてしまう。

 またはスプリットプッシャーへの対応が薄く、時間を引き延ばされた。

 ADCは基本的に、取るオブジェクトの近くに居ましょう。

 お金を集めたいときは、集めて当たるまでの流れを作ろう。


4週間目

 これまでの総まとめ。

 1.視界を取る

 2.オブジェクトの優先順位を定める

 3.ローテーションの理解をする

 トイレに行ってお尻を拭くぐらいの難易度のことを1ヵ月かけてやった。

 つまりこれまでは、トイレに行ってお尻を拭かずに出て来ていたようなものだった。恐ろしいことだ。

 そしてこのゲームで基本知識である上記が理解できているプレイヤーは、全体の3割もいないだろうということ。

 そして

 1ヵ月コーチングを受けてわかったことは、これはLOLプレイヤー全体の底上げが必要じゃないかということ。そして、お金を回すことを語ることから逃げるなということ。



 

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