それでもすごい人が好き
野心や負けず嫌いの精神
私はこれらの言葉に反応出来ません。
自分に自信がないからだと思います。
誰かからすごいライバル心を剥き出しにされているのを感じると
「どうぞ」とばかりに手柄やポジションを譲ってしまいます。
争うことが苦手なので、自分を追いかけてくる人がいると、すっと道を譲ってしまい、早く自分のペースに戻りたくなるのです。
若い頃には渡米の為に淡々と貯金をし、親に相談もなく留学を決めたり
一つの会社に止まることなく、肌感覚で「これだ」と感じたら転職もして大胆に行動もしてきました。
でもその割には自分に自信のない人間です。
常にあの人はすごいな
この人はすごいな
と感心ばかりしているのです。
誰かに追いかけられるより、すごい人を追いかけていたい。
よく親には
「感心ばかりしてないであなたも頑張れ」
と言われました。
私は「すごい人」が好きです。
「すごい人」の近くにいるのが心地よくて
常にすごい人を探しています。
なので、人と比べて自分が一番になりたい、という感覚がないのです。
「すごい人」=「自分を成長させてくれる人」
私がなぜエグゼクティブの秘書を長年続けてきたのかが納得出来ました。
自分の生い立ちからは出会えないようなエリート達を「サポートする」ということでなら出会うことが出来るから。
私は秘書という仕事を通してお給料を貰いながら常に成長を求めています。
「超一流の二流を目指せ!』(著者 長倉顕太氏 サンマーク出版)
https://www.amazon.co.jp/超一流の二流をめざせ!-長倉-顕太-ebook/dp/B01669OMAM
昨年読んだこの本に衝撃を受けました。
『すごい人になろうとしても簡単にはなれるはずがない』
『完全でない自分の不安感から完全なるものを求めて他人のストーリーにはまっていく』
長倉氏の言葉に自分の人生を見透かされたような気持ちになりました。
しかし、インタビューで彼が以下のことを話していた時に、私の生き方を少しは肯定してもらえた気がしました。
『自己否定から始まり、一流の方々とやってきたおかげで、凡人の俺でも実績を出せた』
一流のエグゼクティブ達の秘書をしてきたお陰で、私も広い世界、多様な生き方を見ることが出来ています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?