私にとってのcooking
最近、新作のミスドが美味しいって聞いて、いつもなら買って食べるのだが、そんな気になれず。
昔から、ミスドは祖母の家に行ったときにイートインで食べたり、地元の駅で母が買ってきてくれたり、学生の頃友達と食べたり。
常にシェアすることが多かった食べ物。
ミスドと聞くと「美味しい」以上に、親しい人と「楽しく食べている味」というイメージが先行する?
私にとっては、味は7〜8割の人が美味しいと思う味であれば、あとは好みだと思う。
パティシエの方に怒られるかもしれないけど、これは事実だと思う。
そしてどんなシーンで食べるかによって0点にもなるし100点、200点にもなると思っていて。
私の中で、美味しくてリピートしたくなる食べ物が2つある。
①母が作ってくれる分量適当アップルケーキ
②大阪の新梅田食道街のミックスフライ定食
①のアップルケーキは、甘さ控えめの味で昔から母が作ってくれて「コーヒーか紅茶か何飲む?」と聞いてくれて更に淹れてくれるという温かい思い出がもれなく蘇ってくる。食べた瞬間に幸せに満ち溢れるのだ。
②これも、母が20代の頃によく通っていたお店。古くからの洋食屋。お手頃なのにものすごく美味しいし早く出てくる。洋食なのに、美味しいナスの揚げ浸しが小鉢でついてるのも嬉しかった。そして店員さん達はパンチパーマのおばさまや、マスターと呼びたくなるような男性、少し高齢の女性。味のある店内では凄くほっこりとでき、いつ来ても変わらない安心感がある。
この2つに共通するのは「味」「愛情」、そして「食べる環境」だと思っている。
ミスドの話に戻るが、不思議なことにミスドの新作のドーナツ、気になるけど一人で家で食べるのを想像したら、、「まぁいいか」となった。故に今回買わなかった。
しかし、帰省するときに帰りにミスドが有れば買うだろう。
「喜んでくれるかな?」と思うから。
私は飲食業界で働く上で、味も大切だけどそれより食べる「環境」に着目し始めた。
作って終わりの仕事は絶対出来ないなと思っている。
そこから講師として、大切な人に作ってお菓子作りにhappyな印象を持って欲しい、という気持ちで働いている。
しかし、お菓子教室に来られてる方は色々。本気度合いも違う。勿論学校じゃないので、色んな目的で来られているのだろう。
勿論、お金との対価にお菓子の作り方とレッスンの時間を提供しているのでお客さんのそれぞれの需要が満たせ、期待以上を狙えたらより良い。
それが、なかなか難しい話だけど頑張りたい。
そして、私はお菓子だけをツールとして仕事をしているが、料理やイラスト、今後は様々なことをツールとして取り入れたいと思う。