12月8日(日)重賞予想+α【京都9R・11R、中山11R】
阪神ジュベナイルフィリーズ
2歳重賞は、序章に過ぎない。
真実の物語が綴られる舞台はひとつ――阪神ジュベナイルフィリーズ。
今年の頂がどこにあるか、その答えはすでに輝きを放っている。
迷いはない。全ての兆しが、一つの名を指し示しているのだから。
運命の20%。その微かな確率を引き寄せ、
奇跡の鍵を君に握らせたその瞬間、
神は貴方に命じたのだ――「行け、栄光を掴め」と。
君が纏う実力という剣、豪運という盾。
その全てをかけて、私は君に夢を託す。
そして、君が先頭で駆け抜けたその瞬間、
私は抜け出すだろう、この負け続ける灰色の日々から。
どうか、私を桃源郷へ――そう、ザナドゥへと導いてくれ。
君と共に駆ける夢路こそ、
私が追い求めた光のすべてである。
◎ショウナンザナドゥ
見解
今年は京都開催となるため、過去のデータがそのまま通用しない可能性があります。とはいえ、以下のポイントを踏まえてレースを展望します。
出遅れは致命的
距離延長は狙えない、穴で狙うなら距離短縮
京都適性を重視
ポイント① 出遅れは致命的
GIレースでは当然のことですが、特に2歳戦では出遅れが致命的です。デビューから半年足らずの馬たちが短期間でゲートを克服するのは難しく、過去の出遅れ経験がある馬には注意が必要です。
実際に、ラヴェル、ウンブライル、ナミュールなど、出遅れ癖がありながらこのレースで人気を集めた馬が出遅れで力を発揮できず大敗しています。ですので、今年も3番人気想定のコートアリシアンなど、過去に出遅れ経験のある馬は思い切って消す判断をしたいと思います。
ポイント② 距離適性の見極め
阪神ジュベナイルフィリーズには、スプリンターからマイラーまで様々な適性の馬が集まります。その背景には、番組表の構成が影響しています。特にスプリンターにとっては、この時期に大きなレースが少ないため、多少無理をしてでも本レースに出走してくることが多いのです。
実際に、ファンタジーステークスや京王杯2歳ステークスの後、スプリンター向けの重賞はフィリーズレビューやファルコンステークスまで間が空きます。このため、距離適性のない馬がこのレースに挑戦するケースが少なくありません。加えて、2歳の馬にはペースコントロールが難しいレースでもあり、速いペースに苦しむ馬も多く見られます。
牡馬の例ではありますが、現在スプリント界で活躍しているトウシンマカオが京王杯2歳ステークスで2着後、朝日杯フューチュリティステークスに挑み6着。その後スプリント路線に戻り、結果を残したというケースもあります。
さらに、牝馬路線ではアルテミスステークスの創設により、ファンタジーステークスとの住み分けが進んでいます。この影響もあり、スプリンター気質の馬が1600mの距離に適応できず苦戦する場面が増えてきたように感じます。
以上の理由から、1600m以上で勝利経験がない馬は評価を下げるべきだと考えています。
一方で、穴馬なら1600m未経験の距離短縮を狙ってみたいです。2022年に10番人気で3着に入ったドゥアイズがその例ですね。
ポイント③ 京都適性の重要性
今年の京都開催では、独特のコース特性が結果に影響を与える可能性があります。同舞台のマイルチャンピオンシップでは京都巧者のソウルラッシュが勝利し、京阪杯やチャレンジカップでも京都実績のある馬が好走しています。
特に京都外回りコースは、4コーナーからの下り坂でスピードに乗る技術が重要です。そのため、京都や外回りコースでの勝利経験がある馬は評価を上げたいです。
注目馬の評価
◎ショウナンザナドゥ
アルテミスステークスでは、先着を許した2頭が楽なペースで競馬していたのに対し、この馬は外を回る厳しい展開で3着。関東への遠征だったことを考慮すれば、ここで逆転する可能性は十分だとみています。
○アルマヴェローチェ
人気がないものの、札幌2歳ステークスは2着で実力は高い一頭。札幌2歳ステークス組の評価は難しいですが、今年のレベルが高ければここでも通用する可能性があります。
▲ビップデイジー
当初はこの馬が本命でした。しかし、1番枠に入ったことでスムーズな競馬が厳しそうで評価を下げました。この舞台への適性と能力は高いと見ているので、スムーズに競馬ができれば十分勝負になる馬です。
その他の有力馬について
テリオスララ
京都での実績は豊富ですが、これまで少頭数のレース経験しかなく、ペースに助けられた可能性があるため評価を下げました。ブラウンラチェット(1番人気)
先ほども触れましたが、アルテミスステークスは展開に恵まれての勝利でした。しかも、今回は初の関西遠征。不安要素を考慮し、今回は買わずに勝負します。ミストレス
ブラウンラチェットと同様、アルテミスステークスは展開が向いた結果で、今回は先行馬も多く厳しい流れになると判断しています。メイデイレディ
コース適性が未知数のため、今回は割り切って切る判断をしました。ダンツエラン やはりファンタジーステークスのレベルが気になるところです。ただ、1600mでも勝利経験があるので上手く流れに乗れたら1発があってもいいと思います。
馬券は以下の買い方で勝負します!
馬連ボックス:1.9.12
三連複フォーメーション:9-1.12-1.2.3.7.10.12.17
中山11R カペラステークス
阪神ジュベナイルフィリーズの予想が長くなったので、ここでは推奨馬と理由を簡潔にお伝えします。
◎ガビーズシスター
昇級戦初重賞でいきなりの1番人気ですが、この馬の強さは2歳未勝利の時から証明済み。その時のタイム1分10秒3は、2歳馬として破格で、その後もダートでは負けなしの連勝街道を突き進んできました。過去に2回馬券でお世話になった思い入れのある馬でもあり、旨味は薄いですが、狙っていたので迷わず本命で勝負します。
○サンライズアムール
前走は59キロを背負いながらも快勝。2走前にはサンライズフレイム(馬券内常連)や先週のギャラクシーステークス勝ち馬アルファマムを抑えての勝利と、内容は非常に優秀です。今回は2キロ軽くなる点もプラスで、現状4番人気なら十分狙い目だと思います。
▲スズカコテキタイ
最近はスタートが不安定ですが、その分、終いの脚が際立っています。昨年のカペラステークスは前有利の展開で出遅れが響きましたが、元々この舞台で4連勝した実績がある馬です。一発があっても驚けない存在。妙味を考えて穴で狙います。
注 : イスラアネーロ
今年は「調教が良くない馬が好走する」という傾向が話題ですが、この馬もそのサインが出ています。オカルト的な買い方が好きな方はどうぞ。
馬券は以下の買い方で挑みます:
馬連ボックス:6.13.14
三連複:6-13-14
ワイド:13-6.14
明日のイチオシレース
京都9R オリオンステークス
◎マイネルエンペラー
近走は負けた相手のレベルが高く、ここにきて展開が向いてもおかしくない一頭です。京都の外回りコースでの実績もあり、今回こそ順番が回ってくると期待します。
○メイショウゲキリン
前走は休み明けで展開も前崩れと、完全に度外視して良い内容。2走前はこの時の2着馬が既に勝ち上がっており、ここでこの馬にチャンスが巡ってきても不思議ではありません。ちなみに、予想時の9番人気から現在3番人気まで急上昇してしまい、少し悲しい気持ちに…。みんな同じことを考えているんですね。
▲サブマリーナ
前走の勝ち方は圧巻でしたが、ここでの1倍台はやや過剰人気と感じます。京都コースとの相性は良いですが、今年の上がり馬が菊花賞やトライアルで結果を出せなかったことを考えると、過信は禁物です。
馬券はオッズ妙味を狙い、以下で勝負します!
馬単:1.7→1.7.9
三連複:1-7-9
ワイド:1-7